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目標達成の為に自分を「イーブン」に知る、その3

※2023年03月11日に、大幅に書き直しました。

43歳からホルンを始めて、たった1年2ヶ月でヨーロッパのナショナルオペラハウスのホルン奏者に就任できた僕の

「リアルに夢を叶える為の思考学」の第6回目です。

さて、今回は「目標・夢を達成するために、自分自身の「性格」を「イーブン」に知る」という事について書いてゆきたいと思います。

自分の性格を「イーブン」に知るというのは

特に若い方は、恐らく自分自身の性格は「自分が一番分かっている」と思っている方も多いのではないでしょうか?

これは、大いなる誤解で「性格」だけに限らず自分自身の事には、

「自分自身が一番分かっている事」と「自分自身では分かっていない事」

の2種類あるのです。

例えば僕の場合、20代の頃自分自身は「とても柔軟な人物だ」と思っていたら、ある時同僚に「堀江さんは頑固だから」と言われてびっくりしました、

「え?こんな柔軟な僕が?俺は頑固ではない、柔軟だ!!」と頑固にその指摘を拒み、この話を周りの人たちに「僕が頑固だって指摘があったんですが、頑固でないですよね?」と聞いたら、100%の方々に「えっ?気が付いてなかったんですか?堀江さんほどの頑固者は、なかなかいませんよ 笑」

と言われて、衝撃を受けましたが、あきらめず「いや、自分は頑固ではないはずだ・・・柔軟だ・・ふにゃふにゃなはずだ・・・」と、しばらく頑固にその指摘を受け入れなかった経験があります。

要するに、「自分自身の事を「何でも」自分自身が一番分かっていると思ったら大間違いである事がある」と言う事を、まず知っておく必要があります。

そこを踏まえて、自分自身の「性格」を「主観と客観」をきちんと踏まえて「イーブン」に把握していく事が必要です、

なぜなら目的を達成する方法は、幾万通りもあって、どれが自分にとって最善(ベスト・時にベター)の方法かを見出す「重要な鍵」になるからです。


目標達成への道すがらに「失敗」はない。

仮に途中で「失敗」だと思うような事があったなら、
それは単に「成功への階段を一歩登っただけ」ですので、ご安心ください。

ですから、もし今まで

「起こった現象」=「失敗した・・・泣」と呟いたり思ったりしていた

のなら、それを

「起こった現象」=「成功への階段を一歩登れた!!」と喜んで下さいませ。

ですが、その時大切なのは「起こった現象」から逃げたり蓋をしたりしないで、きちんと向き合う事で、それは言い換えれば「本気で起こった現象からの学習」で、「なぜそうなったのか?」の「本気の検証」と「ならどうする?思考」で直ぐに「リアルな解決策を見出す」事です。

そうすれば、「更に成功の階段をもう一歩登る事が出来る」のです。

どんな方向に進んでも大なり小なり必ず「思い描いてなかった現象」はあるでしょうし、多くの良い事は「思い描いてなかった現象」があったからこそ学べる事も多く、その「学びから導かれた答え」で更に前に進んでくのは「大切」だし「当たり前」の通過点です。

ですから、どうせどの道、大なり小なりの「思い描いてなかった現象」に遭遇するのは当たり前」なので、ならば「間違った方向性だと判る・気づけるような現象」で「振り出しまで戻ってしまう」などは、そもそも早ければ早いほど、むしろ「ありがたい事」なのです。

もちろん「思い描いてなかった現象」は避けられるなら避けた方がいいにこしたことはありませんが、それが「起こる事を前提」に構えておくことが大切です。

そこで大切になってくるのが「自分自身の「性格」を「イーブン」に知る」という事です。

成長段階での「まねる」は大切だけど、要注意です

「目標達成」のために、既に「目標達成済み」の方々の行いを真似るというのは、分かりやすい「近道」のように思えます。

初期段階では特に「上手い人をまねる」という行為は、早い成長の助けになる事が多いですが、時と場合によって「成長・目標に近づく」ところか、逆に「成長もせず・目標から遠ざかる」という状態に陥る事があります。

それは、大抵の場合「何も考えず100%ただまねる」事から起こると考えられます。

僕の場合、音楽大学に入って沢山の「上手い人達」に出会い、今までの練習を捨てて「上手い人達」の練習を同時に100%真似て「これで全員足した分上手くなるぞ!!」と意気込むも、どんどん下手になっていったという経験があります。

「なぜだっ!!」

なぜ「100%まねるだけ」は危ないのか

僕の場合は、欲張りな僕は美味しいからと言って、何も考えずどんぶりの中に「焼肉」と「すし」と「ケーキ」と「お好み焼き」を入れて混ぜて一緒に食べてしまったようなものかもしれません。

「成功している人」は、そのやっている行動を「自分に最適な方法」に「きちんとアレンジしてやっている事」が大抵で、別の人がそれを何も考えず100%ただまねても「全然機能しない」事があるのです。

「目標達成」の為には良いアイデア同士を足したり掛けたりは大切でしょうが、味を想像もせず「焼肉」と「ケーキ」を混ぜて一緒に食べてしまうのは危険なチャレンジですので「もしかしたら?!!実は旨いかも?!!」と世紀の大発見かも?!と思ったとしても、混ぜるとしても小皿にちょっとだけ混ぜてみて食べてみるくらいにしておきましょう。

自分に合った方法にアレンジして取り入れる

勿論「上手くいっている方」や「上手くいった方」の事や方法には、きっと学ぶべき事、まねるべき事があるはずでしょう

ですが、その場合でも、自分の性格を「イーブン」に知り、それと先回までに書いた「イーブンに知る 実力・物・時間」を掛け合わせて考えて「自分の条件に合う最適な方法にアレンジ」にして取り入れることが大切です。

勿論「自分に最適な方法」が最初からみつからないかもしれません

そういった意味で

「自分に最適な方法を見つける為に、まず100%真似てみる」

というのは、同じ100%まねるとしても、良い事だと思います。

もちろん、これはこの僕の一連の連載の話の内容も同じです。


大切なのは、「鵜呑みにしない事」と「情報をあらゆる角度から眺めて検証する事」です。

といっても、どんなに前もって策を講じても「思い描いてなかった現象」はつきものですから、前にも書きましたが、何かを始めた場合大切なのは、
機能しているかの「事後検証」です。

1日後、3日後、一週間後、一ヶ月後などそのつど「ちゃんと機能しているか?」「成長できているか?」そして一番大切なの「目標達成に近づけているか?’」「本当にこの方法が最善かつ最短の方法か?」「変更したほうがいい点は?」「削っても大丈夫な無駄な事は?」「逆に足した方がいい点は?」などど、遠くの「目標」へ曲がっても遅れてもいいから

「確実に近づいてゆける」ように、

軌道修正していきながら進んでいく事が大切です

では、「目標を最善かつ最短に達成」する為にも、自分自身の「性格」を「イーブン」に把握する為に、周りの方にも聞いてみてはいかがでしょうか?

第6回終了。

ということで、次回第7回は「イーブンに知る」の続きで

大切な「番外、本物を知っておく」を書きたいと思います

では、

「千里の道も一歩から」小さな一歩が、結局確かな一歩!!

ということで、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!

皆さんの「夢や目標」がリアルに叶いますように!!

堀江努

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