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ランニングに10年費やして考えた"継続の方法論"

プログラミングスクールCodeCamp代表の堀内です。

自己成長や自己実現に向けて何かを継続するって難しいですよね。私は先日CourseraのMachine Learningの学習を挫折しました。プログラミング学習も同様で、継続が何より難しいと思います。

唐突ですが、私がこれまで最も時間をかけて継続に取り組んだのはランニングです。
10年前からやり始めて、挫折に次ぐ挫折の後、あるきっかけで続けられるようになりました。その後また挫折と継続を繰り返して、10年かかってようやく毎日走るようになり、今は走らないと気持ち悪いぐらいになりました。

これまでのランニングの挫折と継続の実体験を掘り下げてみると、『継続が何より難しい問題』の解決の糸口となる継続の方法論みたいなのがあると考えたのでまとめます。
プログラミング学習に挫折した人・もう一度学習を始めようと思っている人に届けば幸いです。

継続の方法論

 1.あなたに合った方法/合ってない方法がある

「どうしたらランニングを継続できるか?」を考えて、10年間で色々な施策を取り入れてきました。取り入れた方法の中には、継続成功に繋がったもの、失敗したものがありました。以下に時系列に並べています。

1.帰りに一駅手前で降りて走る
→✕失敗
2.ジムに入会
→✕失敗
3.フルマラソンにエントリー
→◎成功
4.オフィスから週1は走って帰る
→✕失敗
5.友人とリレーマラソンにエントリー
→◎成功
6.週末夜にまとめて走る
→✕失敗
7.子どもを習い事に預けてる時間に走る
→◎成功
8.毎朝少し走る
→◎成功

振り返って思うのは、合った方法/合ってない方法があるという事です。

私には「3.フルマラソンにエントリー」が合ってたみたいです。
なのでここ5年ぐらいは、毎年2,3大会にエントリーするようにしています。
これは人によって違うでしょう。私の知人にはジムに入会して継続成功した人もいます。また、フルマラソンにエントリーしても失敗した人もいます。

プログラミング学習も同様です。全ての人に合っている学習方法はおそらく存在しないと考えます。例えば、以下のような観点でも「この方法だと継続できる」というのは人によって違います。

【時間の確保】
 スキマ時間で学習する or 土日にまとめて学習する
【場所】
 家で学習する or カフェや教室で学習する
【スケジュール】
 自分のペースで学習する or 誰かが決めたペースに沿って学習する

学習に挫折した時は、
「プログラミングが向いてなかった」
「意思が弱かった」
と思いがちですが、
「やる方法が合ってなかった」が適切です。

今とは違う方法を取って再挑戦してみると、それまでの悩みがウソのように継続できることもあります。
自分に合った方法を見つけるまでのトライ&エラーが継続には重要です。

 2.方法には"型"がある

10年間のランニングを振り返ると、何かを継続するということは怠惰な心をハックすることと同義だと考えるようになりました。
継続の為の方法は「継続をする為に自分の心をどう動かすか」で"型"化ができるなと感じています。

例えば、以下のような型が考えられます。

A.締切型
 ・どういう心の動きが期待できるか
   ここまでにはやらないと!時間が限られてるからやらないと!
 ・私がランニングでとった方法
  3.フルマラソンにエントリー
 ・プログラミング学習における方法例
   資格の試験にエントリーする、等。
B.投資型
 ・どういう心の動きが期待できるか

 (主に金銭的に)これだけ投資したので、無駄にしてはもったいない!
 ・私がランニングでとった方法
  2.ジムに入会
 ・プログラミング学習における方法例
  学習用のPCを買う。スクールに入る、等。
C.連帯型
 ・どういう心の動きが期待できるか
   周りに迷惑かけたくない!恥かきたくない!
 ・私がランニングでとった方法
   5.友人とリレーマラソンにエントリー
 ・プログラミング学習における方法例
   友人と一緒に学習の目標を立てる。一緒にアプリを作る、等。

自分に合った方法を効率的に見つけるためには、闇雲にアクションを起こすよりも"型"を意識すると良いと考えます。

「自分は今、何の型でトライしているのか」
「投資型で失敗してしまった...次どの方法を取ってみようか」
「自分には連帯型が合ってるみたい!」

ここで挙げた以外の"型"もきっとあると思うので、ご自身の経験の中から見つけてみるとよいと思います。

まとめ:継続の方法論は奥深い

『継続が何より難しい問題』は誰もが経験がありながらも、画期的な解決策が存在してない課題です。
コレが体系化されて誰でも行動に落とし込めたり、サービスとして提供されるようになれば、自己成長や自己実現がもっと多く達成されると思います。私もCodeCampでそんな世界が作れるよう引き続きがんばります。

ちなみに私がランニングを継続する理由のひとつは、思考が捗るからです。アイデアを出すことや、思考の整理に役立っているので走っています。
なので、今日も走りながら継続の方法論を考えていきます!

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