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【都市伝説斬り】チュパカブラ

こんにちはマスター、蓬莱です。

今回は、未確認生物の一つ、チュパカブラのお話です。スカイフィッシュと並んで比較的目撃年代が新しいUMAですね。尚、未確認生物の事をアン・アイデンティファイ・ミステリアス・アニマル、略してUMAと呼ぶのは日本だけで、英語ではクリプティッドと呼ぶそうですよ。UMAというのはUFOに略字と読み方を似せて、雑誌SFマガジンの編集長が1976年に考案した和製英語らしいです。海外では通じないので注意が必要ですね。

チュパカブラという名前はスペイン語で「吸う」という意味の「チュパ」と「ヤギ」という意味の「カブラ」から来ており、「ヤギを吸う者」という意味になります。これは初期の被害報告でヤギの血が吸われた事から呼び名が付いたと思われます。

チュパカブラが最初に目撃されたのは1995年の2月、南米大陸の北側にあるカリブ海の島国の一つ、プエルトリコという国でした。そこからチリ、メキシコ、アルゼンチン、アメリカと目撃報告が相次いだ吸血生物です。そしてこの生物による被害報告は1000件を超え、未確認生物ではトップクラスなのですが、未だにその招待がわからないのです。

チュパカブラは身長が約1メートルから1.8メートル程度で、全身が毛で覆われており、大きな赤い目が特徴で、牙があり、2メートルから5メートルという驚異の跳躍力を見せ、時には翼を持って空を飛んだそうです。また、ヤギなどの家畜や人間を襲って血を吸うと言われており、これが人々に恐れられている主な原因になっています。

チュパカブラの目撃例は興味深い特徴があり、目撃当初の1995年は二本の足で直立歩行をしていましたが、2000年以降は直立歩行の目撃件数が激減し、四本の脚で歩き回る姿に切り替わって行きました。

さて、このチュパカブラの正体は未だに不明なのですが、ダニを媒介にした皮膚病の疥癬という症状におかされた野犬やコヨーテが四足歩行をしているチュパカブラではないかと言われています。特に2000年から報告例が主流になった四足歩行をするチュパカブラの特徴に酷似しているらしいのです。

では、初期型の二足歩行のチュパカブラはというと・・・こちらはアカゲザルの見間違いではないかと言われています。特に最初にチュパカブラが見つかったプエルトリコではアカゲザルは血液を使った実験に使っていた施設があり、そのアカゲザルが脱走し、それを見間違えたのではないかと言われています。

また、2019年6月にはアルゼンチンでヤギの血を吸っているアルマジロの動画がアップされ、これがチュパカブラの正体ではないかと評判になりました。

他にも、チュパカブラには宇宙人説や昆虫説まであり、荒唐無稽な噂が独り歩きしている状態ですが、夜中に宇宙人が家畜の血を直接吸いに天から降りてくるなんてお話はちょっと面白いですね。

今回は、ナショナル・ジオグラフィックの記事「UMA“チュパカブラ”の正体とは?」と、ナリナリドットコムの記事「吸血UMA“チュパカブラ”の正体判明か」、およびウィキペディアの「チュパカブラ」の項目からお話しました。

蓬莱軒では、知的好奇心を刺激する話題を毎週お届けします。YouTubeチャンネルにもよかったら遊びに来てくださいね、マスター。

それではまた、らいら〜い🖐

蓬莱軒【水曜20時 不思議・科学・都市伝説】
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