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化学流産していた話

着床判定から約1週間後の検診で、化学流産していることがわかりました。
一番グレードが良い胚盤胞移植だったので、万が一、これで妊娠しなかったらどうしようと、心の中では、移植前からずっとあった不安。
だから着床したと聞いた時には本当に嬉しかったし安心しました。
しかし、化学流産していたという現実。まさに天国から地獄に落ちたような気分でした。実は、化学流産しているという診断を受ける2日ほど前、もしかして着床していた卵が流れてしまったかもしれないと思った瞬間がありました。

着床判定後、やたら仕事が忙しく、残業続きでした。しかも、普段仕事はデスクワークの私が、着床判定から4日目、たまたま体力を使う仕事をしないといけなくなり、その日は、肉体的にもとても疲れていました。
翌日朝、お手洗いに行くと、小さい豆粒くらいの血の塊みたいなものを発見。
流産を疑った私は、すぐにクリニックに電話をし、状況を伝えました。
クリニックとしては、まずは安静にするように、そして、出血が酷い場合には、クリニックに来てくださいとのことでした。不安でいっぱいでしたが、一方で、たとえ、流れてしまったとしても、自分にできることは何もないとも思いました。

その2日後、まず超音波で状況を確認。するとやはり、着床したはずの胚盤胞が見つからない。先生は、カメラをぐるぐると子宮の中で回しましたが何か様子がおかしい。何とかく予想はしていましたが、血の気が引くようにフラフラしたまま、待合室で、血液検査を待つことに。
検査の結果、hCGの値が下がり始めていることがわかり、化学流産が確定しました。すぐにホルモン剤の服用もストップし、次の生理を起こすことに。

先生が言うには、この時期の流産はほとんどの場合、母体ではなく、卵にあるとのこと。化学流産の原因は、90%以上が染色体異常によるものだそうです。
でも、『ほとんど』ということは全てが卵のせいでもないのではないか。私があの時あんな事しなければとか、残業ばかりしないで、他の人に仕事は任せればよかったとか。本当に色々後悔しました。
仕事との両立は私には無理なのかも知れないとも思いました。自分が思っていたよりも、自分の体はずっと繊細でした。

このノートを書いてる今、次の移植の準備をしています。次は胚盤胞ではなく、初期胚の移植。統計上は、胚盤胞移植よりも妊娠率は低いそうです。しかし、グレードの良い胚盤胞移植でも、妊娠に至らなかったように、確率はあくまでも統計上の話。だから、初期胚でも私にとっては、大きな可能性を秘めている大切な大切な命の源。移植に向けてできるだけの準備はしていきたいと思います。まずは移植できるように子宮内膜を厚くする努力を始めたいと思います!
次は妊娠できますように。







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