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【アスペクト考察】神の指先ヨッド(Yod)があるホロスコープの読み方

ヨッドってどんなアスペクト?

ヨッド(ヨード/Yod)とは、
150度と60度から形成される
二等辺三角形の複合アスペクトです。

ヨッド

別名「神の指先」とも言われていて、
このアスペクトを持つ人は、まるで神に導かれているかのように宿命を背負うと言われています。

150度の関係にある星座は、
すべての区分が異なり、共通点が全くないので、
異なるものを調整するという意味もあります。

イメージとしては「乳化」です。

乳化とは、水と油のような
本来混ざり合わないものが
均一に混ざり合う状態のことをいいますよね。

手づくりマヨネーズを作るときに、
一気に混ぜると分離してしまいますが、
少量に分けて少しずづよく混ぜることで分離せずに
トロッとした状態にすることができます。

つまり、150度はこんな感じで
本来混ざり合わないものを努力して
良い感じに混ぜていくアスペクトです。

複合アスペクトのヨッドでは、
両サイドから150度のアスペクトを形成するため
天体同士を上手く連携させることが非常に難しく、
特に若いうちは、才能に気づかなかったり
苦労が多いことも。

意外とケロッとしてるように見えるけど
ヨッド持ちさんには、人に言えないような
壮絶な過去があるなんて人も多いかもしれません。

しかし、そんな取扱いが難しいアスペクトですが、
ヨッドの頂点となる天体を鍛え、
才能や能力を磨いていくことで
使い方次第では恩恵のあるアスペクトになります。

ただし、使いこなすことは難しいので
ヨッド持ちさんは、
どの天体でアスペクトを組んでいても
自分の中の「スッキリしない感」と
向き合うことになる傾向があります。

乳化で例えるなら、混ぜても混ぜても
ずっと分離してるような感覚です。

その「スッキリしない感」を解決するために
いろいろ試行錯誤していくうちに、
いつの間にかすごい才能を発揮できるようになっているのがヨッド持ちさんの特徴です。

私自身も出生図でヨッドを持っているため、自分の例を出しながら説明していきたいと思います。


ヨッドは頂点の天体がキーポイント

まず、ヨッドを読み解く際には
ヨッドを形成している天体を確認しましょう。

私の場合は、月、土星、金星となります。

月と土星が60度で、
金星に対して150度となっていますね。

頂点となる天体からは、
どんな試練があるのかが読み解けます。


私の場合は金星がヨッドの頂点なので、
「愛に関する試練がある」と読めます。

そして金星は蟹座なので、
家族や身内(特に母親)との関係や
気を許した相手との愛情関係に試練がある
と読み解けるでしょう。

私は幼い頃に母の病気の関係で
母親と離れて、父子家庭で育ったので、
この解釈にはすごく納得です。

ちなみにその他の天体はこのように読めます。

太陽  自己実現に関する試練
月   安心感・感情に関する試練
水星  知識・コミュニケーションに関する試練
金星  愛に関する試練
火星  怒りに関する試練
木星  豊かさに関する試練
土星  努力に関する試練
天王星 革命に関する試練
海王星 スピリチュアルに関する試練
冥王星 魂の成長に関する試練

例えば、月がヨッドの頂点なら、
なぜだか安心感を感じられないと思うことが多いのかもしれません。

感情を抑制しすぎたり、
もしくは感情的になりすぎたり、
日常の中で気分が安定せずに
落ち込みやすいところがあります。

これを150度の天体によって鍛えられることで
安心感は自分の内側で得られることに気づき
次第に感情が安定してくるでしょう。

普段はそう見えないかもしれませんが
実は非常に共感力が高いので、
その豊かな感受性をどのように活かすかが
月が頂点の場合のキーポイントとなります。

ちなみに、
動きの速い天体でヨッドを形成している方が
より個人的な試練が多くなります。

例えば、太陽なら1日で動いていきますし、
月は数時間しかアスペクトを形成しないので、
より個人的な課題となるでしょう。

頂点の天体をいかに目覚めさせるか

ヨッドの頂点を例えるなら
「眠っている天体」です。

私の場合は、頂点の蟹座金星が
心の奥深くに眠っている感じがずっとあるんです。

水瓶座と射手座の60度で
未来志向で自由になりたい欲求が強いけど
心の奥にある蟹座を無視できない感じ。

でも60度の方がエネルギーが強いので
思いっきり蟹座らしくもふるまえない。

このフラストレーションを解消していくために
日々、揺れ動きながらも試行錯誤していくことが
ヨッド持ちさんには大切な過程となります。

頂点の天体に、もどかしさを感じながらも
その感覚に蓋をせずに向き合うことで
ヨッドを上手く使えるようになるでしょう。

また、トランジットの天体によって
ヨッドの頂点が目覚めることもあります。

私の場合は、
トランジット冥王星が金星と180度となったときに
人生最大級の「愛に関する試練」がやってきました

冥王星なので、逃げようにも逃げられない。
迫りくる試練という感じで、蟹座金星が目覚めずにはいられないような状況でした。
(抽象的ですみません!)

なので、ヨッド持ちさんは
トランジットで頂点の天体と絡む時に、強制的に目覚めさせられることもあるかもしれません。

特にヨッドに180度のアスペクトが加わったのが
「ブーメラン」と呼ばれる複合アスペクトで

トランジットでこのアスペクトを形成するときに
自分の使命や目的に気づくような出来事が起きやすいと言われています。

特に、土星やトランスサタニアンでブーメランを形成するときは、ヨッド持ちさんにとって大きな節目となるでしょう。

私は、山羊座の天王星と海王星が
オーブ10度で金星と180度なので
出生図でゆるめのブーメランを形成していますが

それでもトランジット冥王星とオーブ0度で
180度となったときはキツかったです…。
(いつか記事にしたいと思いつつも、壮絶すぎて公開をためらうくらいキツかった)

それをキッカケとして占いを本格的に初めて、
その半年後にサタンリターン。
しかも、サタンリターン図もブーメランでした。

このことからも、ヨッド持ちさんの魂は、
今世で何かしら成し遂げたいことがあり
綿密なシナリオを書いてきてきると思っています。

60度の天体のメッセージを考える

ヨッドはセクスタイルを形成する天体が
調和をもたらします。

なので、ヨッド持ちさんは、
セクスタイルとなる天体の方が使いやすく
得意なことが多いです。

私は、射手座と水瓶座のセクスタイルなので
ポジティブで自由に行動し(射手座)
未来志向でさっぱりしてる方が(水瓶座)
気がラクだし、いきいきします。

でも、ここばっかりやってたらダメで、

このセクスタイルのエネルギーを
頂点の天体に送ってあげることが必要なんです。

私だったら、普段は心の奥に隠しているけど
家族のように愛し愛されたい欲求を持ち
そのために都合の良いお世話係になりがちで
傷つくと殻にこもりがちな蟹座金星に

「愛はもっと自由でいい」
「愛はもっとオープンでいい」
「もっと対等に繋がろう」

というメッセージを伝えることが
セクスタイルの天体の役割となります。

また、セクスタイルとなる天体のエレメントが
火×風の場合は、積極的でオープンな姿勢
水×土の場合は、共感と現実的な観点を持つことが
メッセージとなるでしょう。

私の例で、ここまでの考察をまとめると

私は金星が頂点のヨッドを持っているため
「愛に関する試練」を魂の計画に書いてきた。

金星は蟹座なので、
特に、家族や身近な人、気を許した相手との
愛情関係に試練が起こりやすい。

普段は、自由を好み、特定の人に深入りしたくないと思っていて、確かにその方が気がラクだが、
心の奥の方では
「本当は家族のように愛し愛されたい」
という欲求が眠っている。
でも、それを全面に出すことは出来ない。

そして葛藤しながらも、最終的には
「家族のような深い愛情で繋がりながらも、
自由で自立していて対等な関係を築いていくこと」
これが私のヨッドのテーマとなります。

なんかこれ、めっちゃ難しくないですか?
そうなんです。ヨッドは水と油を混ぜるくらい
異質のエネルギーを混ぜ合わせないといけないから
簡単に攻略できるアスペクトではないんです。

でも、その星を選んできたということは
めちゃくちゃチャレンジャーな魂です。

ヨッド持ちさんは、
向上心が高くて勉強熱心な人も多く

魂的には、
「そう簡単にクリアできたら面白くないでしょ!」
って感じで、あえて困難な課題に取り組んでいる状態ともいえます。

なので、自分がどんな課題を持っているかに気づいたら、後はひたすら試行錯誤して磨いていくことでヨッドは活かされていきます。

手作りのマヨネーズが、少しずつ油を加えて
よく混ぜないと分離しちゃうのと同じように
(どんだけその例え使うんだ)
少しずつ試行錯誤して、150度の性質を混ぜ合わせていくことが大切なんですね。

ということで、今回はヨッドを考察しました。

難しいアスペクト「ヨッド」を読む際に
参考になれば幸いです♡

望月ことり
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