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PSO2NGS雑感@20230416

こんにちはこんばんは。
NGSのストーリー、4章で一旦終わりでしばらくないかと思ってこの記事書いたら5章が来て焦ってるめがねさんです。

スレイヤーかっこいいけどガンナーに慣れきってしまってどうも扱い辛い…という訳でストーリーの感想みたいなやつ書いていきます。

とりあえず、5章は何もかもがネタバレ!って感じなので、ネタバレ注意!ということで、念の為クリアしていない方はお気をつけください。


全体としては、概ねみんなの想像通りだったよね、という話でしたけど、もうちょっと事前に伏線的なのを用意しておいても良かったんじゃないのかなー、とは思いました。全くなかった訳ではないですけど。

とはいえ、いくつか気になる点はあったので、そこをピックアップしてみていきたいと思います。

◎浮島ルシエルで『造られる』アークス、そしてプレイヤー

浮島・ルシエル(=恐らく語源は『Le Ciel』、フランス語で空)に向かい、そこでアークス達(とドールズ)が『造られた』存在であることが判明します。

また、元々ハルファにいたアークスと『星渡り』として落ちてくるアークスの『世代の差』についても判明します。
恐らくアイナ達『第二世代』は300年ほど前にハルファに送り込まれ、やがて年月と世代を重ねるにつれて「ハルファに元々いたかのような人々」になったのでしょう。

そして、今現在星渡りとしてハルファに落ちてきているのが、マノン達『第三世代』。
断続的に生み出されているのか、だとしたらどこからが第三世代なのか、というあたりはちょっと気になりますが(序盤にその辺の説明あったっけ…)、ここでもう1つ重要なのが、プレイヤーがその第三世代の中でも特に『1000年前のアークス(真のアークス)に近い個体』として特別な存在であること。

これは主人公(プレイヤー)が特別な存在である理由付けが上手くなされているな、と思いました。設定上1000年前の旧PSO2から基本的なキャラクター情報を引き継いでNGSを開始する、というメタ的な部分にも繋がっています。
(そもそもNGSでレベル1から仕切り直し、というのも戦いという名の実験を繰り返すことによって1000年前の「真のアークス」に近付いていく、という風に設定がリンクされている感じですよね)

初代PSO以降のこのシリーズは、オンラインゲームであるという特性もあって、主人公としてのプレイヤーに『特別な何か』をあまり与えてきませんでした。旧PSO2では【仮面】絡みで一応特別な存在でしたけれどなんか中途半端な感じでしたし。
ただ、それだと逆にプレイヤーが物語の主人公として活躍することに対して違和感が出てきてしまう。ラッピーの着ぐるみでDF倒しまくってるお前は一体何やねん、という話になってしまうのです。
そこに対して上手く理由付けがされているのは個人的には高評価でした。

◎実験惑星・ハルファとアイナの反応

さて、かくしてハルファが(だいたいの予想通り)「実験惑星」であることが判明します。
この手の展開はよくある話ですよね。より強大な敵に対抗するために、主人公やキャラクター達が(知らされないまま)疑似闘争をさせられるパターン。
そして、なんやかんやあってその真相を知った主人公などが怒って仕掛け人と戦うのがお約束…ちょっとパターンは違いますけど、かつてPSUでも「俺達は使い捨ての実験動物じゃない!」っていう名台詞(?)がありましたよね。あのシーンのSSってまだネットの海に残ってるのかな?(←ググってない)

このNGSにおいても、プレイヤーには下記のような選択肢が与えられます。

どちらにせよ、主人公であるプレイヤーが怒っている、という前提の選択肢ですね。

…ところが、アイナは違いました。
真相を説明するゼフェットに対して発した第一声が「かわいそう」だったのです。

ただ単に、みんな怒るだけではベタすぎる、というのもあったでしょうし、(現実の)時代の変化に伴う読み手の物語に対する嗜好の変化もあるでしょう。
実際にゼフェットがこの実験に於いてどういう立ち位置だったのか(少なくとも300年以上生きているのか何代か世代継承しているのか、彼が全部取り仕切っているのかただの中間管理職なのか…等)、という詳細は(今回は)明かされることはありませんでしたが、彼女はゼフェットもまた「実験の犠牲者の一人」と評しました。
彼女の表現が正しかったのかどうかは現時点ではまだ不明ですが、こういう考え方・表現をさせた、というのは新鮮ですし、現代的だなぁ、と感じました。

◎スターレスとリサージェントアークス

さて、500年前にスターレスという謎の存在が突如襲来し、長らく戦いがなかったアークスは成す術もなかった、とゼフェットは説明しました。
その後突如スターレスは姿を消したものの、危機感を持った一部のアークス、つまりリサージェントアークスが『来るべき日』の為にこの『実験』を始めた…とのことですが。

ここで一つの謎が残ります。
何故『来るべき日』は『500年後』だったのか?

もちろん、実際にはプレイヤー達とゼフェットとやり取りしているうちにスターレスが襲来してしまい、彼らの予想は大外れしてしまった訳ですが。
とにかく、リサージェントアークスは「来るべき日」を「前回のスターレス襲来から1000年後」と設定し、実験を進めていました。

…でも、何故1000年後だったんでしょう?
500年前のスターレス襲来時に何らかの法則性があったのか、リサージェントアークスが「とりあえず前の襲来から1000年後ぐらいやろ!」と適当に決めたのか。
少なくとも現段階では謎です。

ただ一つの予想、というか個人的な願望として、このシリーズお約束である『千年に一度復活するダークファルス』という『神話』に無意識に足を引っ張られたんじゃないのか、と思っています。
このファンタシースターシリーズのお約束、設定上の都合で旧PSO2では無かったことになっていました(※)が、神話や伝承、あるいは遺伝子レベルの記憶で「千年に一度のナニカ」が刻まれていたのか。
…って考えるとワクワクしません?私だけ?

※この「シリーズの約束破り」ですが、私は否定的には捉えていません。むしろ旧PSO2最大の特徴である『キャラ付けされたDF』を自由に動かすために必要なことであり、「千年縛り」を解放した、という意味で今後のシリーズを考える上でも避けては通れなかったと考えています。

◎To Be Continued

という訳で、(今度こそ)これでNGSのストーリーの「EP1」が完結した、という感じでしょうか。
この先、恐らくスターレスとの戦いが主軸となるのでしょうけれど、果たしてどういう物語が展開されるのか。
(スターレスは全宇宙規模のようですし、ハルファ以外への進出もあるかも…?)

アークスについても、「第四世代」の登場が示唆されています。

NGSが基本的に半年に一度のペースで大型アップデートをしていることを考えると、新展開は早くても今年の冬でしょうか。
ようやくファンタシースターらしいSF的な要素が見られるようになったところでしばらくお預けという感じですが、楽しみに待ちたいと思います。

それでは今回はこのあたりで!また次回!

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