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『陰陽師0』試写会

超おもしろかった。内容がとか映像がとかいう前に、そもそもこういう世界観が大好きだ。まるで、推しの曲なら捨て曲でもカッコいいと思っちゃうフィルターかかってるみたい。

と、前置きしておきます。

漫画原作で数多く主演を務めてきている山崎賢人さん。
その作品もいくつか見た記憶がありますが、これは本当にカッコよかったです。野村萬斎さん主演の陰陽師も見ていたので、これがあれへつながるのかぁとしんみりしながら。

佐藤健さん主演の『るろうに剣心』と同じくらい、完成度がすんばらしくて。山崎さんで続編を期待したい。野村さんとの間をもう少し埋めるみたいな感じで。

紅一点・奈緒さんの、地に足のついてない感を体現した演技も素敵でした。ラストの博雅さんとのやりとりはジーンとしてしまいました。

上映後の、監督と加門七海さんのトークショーがすこふまる面白かったです。

一番感銘を受けたことは、加門さんが、「万が一があってはいけないので本物は使わないこと」と話されたこと。

プロだなぁと惚れ惚れしました。でも、調べたら何をベースにしているかはわかるかも、とのこと。

思わず、加門さんの書籍をあれこれ検索しちゃいました。

扇子で仰ぐ、お金を(人のために)払う、神社をお参りしたら違う出口から出る、など日常的に使える術の話も面白かったです。あと爪を鳴らすもありました。

紫式部が100年前の世界を描いたのが『源氏物語』だそうで、そういう意味で、源氏物語は平安時代後期の世界の可能性がありそうです。前期の資料はほとんどなく、中期も少ない中での時代考証で、できうる限り忠実に再現されたとのことでした。

海外の文化がたくさん入ってきていたからなのか、劇中、ガラスの酒器が登場していたのが、印象に残っています。

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加門七海さんの、『おまじない日和』と『お祓い日和』を読んでみましたが、ぞくぞくしました。この世界観、好きなんだなぁと改めて思い出させてもらいました。

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