左義長

画像1 高く吊って目に入らなかった注連飾りを庭で燃やす。どこぞのお宮の火の中に放り込むのとはちがい、安全のためにも燃え尽きるまで見守った。火を見ている間に様々な思いが浮かんでくる。地震に見舞われた能登半島のこと、金沢からわずか二時間ほどだから友人知人が何人もいて、自然と火に掌を合わせている。見守る老母に託けてまだほとんどなにも行動を起こしていないせいか、申し訳なさが先に来る。今年はどんな一年になるのやら、せめて生きていることを当たり前にはしないでおこう。

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