どうして『泣く』勇気がいるの?
先日映画について話をした。
『この映画はすごく泣けるよ!!』とお勧めしてもらって
私は『ああ・・・見るのに勇気がいるな・・・』と答えたら
『なぜ?』と。
うーん、なんでだろう?
考えた事もなかった。
『刺さる』から?刺さって心が痛くなるから??
『でも、泣くのは自分にとってストレス発散になる』
うんうん。わかる。泣くのはすっきりする。それはわかっているんだけれど、それでも泣くまでの、心の揺さぶりとか、その『刺さる』に耐えられるだろうか
っていうちょっとした恐怖。みたいな感じ?
ジェットコースターに乗る前の、どうしよう、、、どうしよう恐かったら、、、私はこのジェットコースターに耐えられるの?やばいやばいやばいドキドキする
っていう気分でジェットコースターに乗る前の時間を過ごして、怖ければ怖いほどなんだか楽しいし、終わった後のすっきり感がハンパない・・・みたいな。
世の中に出ている映画や音楽って、泣けたり、笑えたり、刺さったり、とにかく『感情を揺さぶられる作品』が傑作になるんだろう。
『こんなに泣ける映画初めて!!泣かせやがって!最悪!』みたいな話聞いた事ないし、『全米が泣いた!!!』って言われたら誰だっていい映画なんだろうなって思うだろうし、私だって全米に紛れて泣きたい!!って思う。
『泣く』って、ちょっとした感情の振れ幅では起こらない現象で、悲しくてたまらないとか、辛くてたまらないとか、嬉しくてたまらないとか、そんな時に、その想いが溢れるように出てくる。
だから、映画を見て泣くっていうことは
普段知らず知らずのうちに、発散されずに溜まっていった、ちょっとした悲しみとか、ちょっとした辛さが、映画の感動と一緒に涙として流れていってそれでちょっとすっきりするんだろうな。
泣く前と、泣いた後の血中に含まれるストレス物質にも差があると医学的にも証明されているそう。
どんなにハッピーな時でもなんとなく悲しかったり寂しかったりする瞬間があったりして、どうすればすっきりするのかなってわからない時は、とりあえず泣いてみるといいのかもね。
という事で、私はこれを見て、昨夜大泣きしました。
泣くと心と身体がちょっと疲れて
すーっと眠れるのもいいね
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