流れ者のつれづれつらづら。(序)
2011年3月11日金曜日。
僕は当時、住み働いていた神奈川県横浜市の、とある企業のコールセンターの休憩室で同僚と、遅い昼食をとっていた。
…地震か…?カタカタ…次第にそれは、いつも経験してきたような揺れとは、明らかに異質の、そう、地面もろともビルが根っこからぐるんぐるん回されてるような、立ってはいられない揺れだった。
「早く机の下!!」
誰ともなくみんないっせいにもぐった。長い…。いつまで揺れるんだ、これ…。未だ現実感のない状況だったが、今、振り返ると驚くほど冷静な