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柔道の総合力が問われた〜競技のグローバル化は素晴らしい

人間というものは、欲深い生き物で、金メダルが続くと毎日取れるものと思ってしまう。今日も、「柔道の混合団体で取れるな」とカウントしていた。結果は銀メダルである。初めて実施される団体競技、しかも混合ということで、各国の総合力が問われた。

いくつかの新聞では、やはり1964年の東京五輪、ヘーシンクに神永が敗れたことが書かれていた。柔道が初めて五輪競技として採用され、軽量級、中量級、重量級と日本が金メダルを順調に獲得、残るは無差別級という状況での敗戦。勝った瞬間、喜びを爆発させようとしたオランダチームを、ヘーシンクが手で制し、互いを尊敬し合う「礼」によって試合を終了させた。

あのヘーシンクの姿によって、日本柔道の精神が、海外にも伝わっていることが確認されたと共に、競技がより広い世界に伝播しただろう。日刊スポーツによると、フランスで柔道の競技登録している人は50万人、日本の3倍らしい。柔道は、決して日本のお家芸では無くなっている。この団体戦では、無観客とは言え、各国の選手が観客席から声援を送り、柔道が国際的なスポーツであることが伝わってきた。素晴らしいことだと思う。

水泳男子400m自由形でチュニジアのハフナウーイがオーストラリアの選手を抑え金メダル、混合メドレーでは、怪物ドレセル擁する米国がメダルにも届かない、フェンシングエペ団体でフランスを撃破した日本が勝つ、グローバルに普及した競技の大会、これがオリンピックだ。

とは言え、私にとって柔道のショックは大きく、続く男子サッカーはPK戦に突入、嫌な予感がした。しかし、強いメンタルで勝ち切った。この流れなら、女子バレーは、怪我から復帰した古賀の頑張りもあり、フルセットで韓国を破るというストーリーではないかと期待した。そうは上手くいかない。

観戦の合間をぬって、ワクチン2回目を接種した。発熱はないが、腕は痛い。こちらは、オリンピックと違い、想定通りである


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