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植野食堂に刺激されて〜「三州屋 銀座店」のランチ

妻が、「BSフジで『植野食堂』という番組があって、都立大学のレストラン『Little Chef』が登場する」と教えてくれた。

早速見たら、雑誌「dancyu」編集長の植野広生が、“ふつうで美味しい料理”を様々なお店に習いに行くという番組で、もう100回を超えているる。なかなか面白かったので放送予定を見ると、再放送も挟みながら、月〜金で毎日放送している。

以後、時々見ているが、再放送の第39回で「三州屋 銀座店」が登場した。私の好きな店である。夜は居酒屋、昼は定食ランチ、魚を中心にメニューの種類が豊富で、壁に下げられたお品書きを眺めると、気分が高揚する、そんな店である。

植野氏が「三州屋」で習うのはカキフライ。これを見ていると、猛烈に「三州屋」に行きたくなった。12月から勤務する会社に週2回出社しているのだが、幸いにも「三州屋」まで徒歩10分。ランチ圏内である。

少し涼しくなってきたこともあり、先週「三州屋」まで足を伸ばした。 銀座2丁目、並木通り沿いのビルの合間に細い路地があり、その突き当たりが当店である。このアプローチが良い。華やかな銀座の街から、グッと庶民的な空間へと誘う。

12時前だが、結構な数のお客がいる。ここのカウンターの座り心地が悪い。奥行きがあまりなく、膝が板にぶつかる。肉体的には若干不自由だが、ここに座ると「三州屋」が感じられる。

さて、何を注文するか。カキフライはまだ季節ではないので、代替としてミックスフライに惹かれたが、ここは銀むつの煮付けにする。煮付けと共に運ばれてくるのは、「三州屋」名物の鳥豆腐。豆腐がたっぷり入っている。

鳥豆腐のスープを一口。優しい味で和む。鳥豆腐には濃い目のポン酢がつくので、鶏肉・豆腐には少しアクセントを付けることができる。銀むつは甘ったるくはない煮付けになっていて、ご飯に合う。貴重な部位は、プルプルの皮。ゼラチン状のそれは、最高のご馳走である。

行儀悪いのは承知の上、最後にご飯を鳥豆腐に投入、ポン酢を少したらし、豆腐とスープと共にいただく。ご馳走様でした。次に来る時は、カキフライの季節かな


*昨夜は一人ご飯。再放送されていた第48回のポークソテーを作成。ソースには、おろし生姜とおろしニンニクを加え、少しアレンジ


献立日記(2021/9/18)
ポークソテー
スパゲティサラダ
もやしホットソース和え
冷奴


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