見出し画像

今年の運を使い果たしたか〜“丸の内ガチャ“でなんと!!

3月2日、知人とのランチで新丸の内ビルを訪れた。オフィスのすぐ近くである。エスカレーターで、レストラン・フロアに上がっていくと、窓際のスペースにちょっとした行列。物見高い私は、人が集まっていると、何があるのか確認したくなる。

近づいて見ると、丸の内ビル・新丸の内ビルが3月1日〜5日で「丸の内ガチャ」なるイベントを催している。エントリー料金は1000円、「えっ!高い!」と思ってよく見ると、残念賞が両ビルで使用できる1500円の金券。つまり、最低でも500円ゲットできる。

私は、こういう“抽選“というものに、ほとんど当たったためしがない。いつも、「こんなところで運を使うものじゃない」と負け惜しみを言っている。ただし、これはダメでも500円のプラスである。待ち合わせまで時間があったので、列に並び1000円を支払い、予定通りハズレで1500円の金券を取得。知人とのランチで使った。

これに味をしめた私は、翌日も新丸ビルを訪れた。500円のプラスを獲得するためには、労は惜しまないのだ。列に並び、ガチャガチャを回す、カプセルを係の人に開けてもらうと、中身がちょっと昨日と違う。なんと、“特賞“の3万円ペアコースが当たったのだ! 係の人も若干当惑気味、少し間をおいてから「おめでとうございます! 特賞が出ました!」と声を高めると、周囲の視線が私に注がれる。私は大いに戸惑い、万が一、同じ会社のスタッフなど知人が周囲にいることを恐れ、顔を窓側に向けてなるべく視認されないようにした。

“特賞“は、丸ビルの高級中華「全聚徳」、新丸の「鉄板焼 天」のどちらかが指定される。各3組なので、6本入っている。“ガチャ“は一日先着600名なので、全て参加があったとすると、確率は0.2%、1000人に2人である。こう考えると、当たってもおかしくないようにも思える。

私が当たったのは鉄板焼、自分ではまず行かない。量の多い食事は基本的に避けている上に、“鉄板焼“は料理なのだろうか?

しかし、タダ券である。使わなければ損だ。4月某日のディナー、妻と出かけた。

店内、鉄板とカウンター席がずらっと並んでいるのかと思ったが、通されたカウンター席は6席程度と小じんまり。テーブル席が中心で、窓から東京駅舎を眺めながら食事が楽しめる。

“鉄板焼“、失礼ながら、思いのほか美味しかった。食前のスパークリング・ワインと共に出された、突き出しのサラダが美味しく、これはと思った。焼きウニ、少量のご飯と共に海苔で巻いて食す。この日のウニは北海道産だったが素材が良い。伊勢海老は一尾が蒸し焼きされ、シンプルな味付けで供された。伊勢海老、さほど好きな食材でもなかったのだが、プリプリとした身に丁度良い火が入り、味・食感とも満足。

白ワイン(これはお金を払った)がすすむ中、アワビの鉄板焼登場。小ぶり(この辺りで、かなりお腹は膨れてきた)だが、こちらも柔らかく焼き上げられ、風味もたっぷり。そして登場した名物の一品は、関西人の私に挑戦するかのような、“ねぎ焼き“だった。「えー、ここで粉もんか」と思ったが、中トロで比較的軽く、こちらもお見事だった。

最後はステーキとガーリック・ライス。味噌汁は、伊勢海老の頭が入っている。中のミソを、味噌汁に落とし込んで食べると美味い!それでも、流石にライスは食べきれなかった。

それにしても、思った以上に満足したディナー。ごちそうさまでした。インバウンド観光客が戻る中、隣に座ったのは、フランス人親子3人組。彼らも楽しそうだった。

心配なのは、今年の運を使い果たしたのではないかということ。週末の天皇賞で確かめてみよう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?