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フィッシング詐欺に引っかかった〜油断禁物です

フィッシング詐欺などには、自分は絶対に引っかからないと思っていた。その世界には、仕事上も多少関わったので、それなりに知識はあるはず。自分は、簡単に見破られると。事実、怪しげなメールが沢山送られてくるが、無視し続けている。

ところが。。。。


8月27日、「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」という差出人から、“税務署からのお知らせ“というメールが入っていた。内容は、<国税に関する申告の参考になる情報について、メッセージボックスに格納しましたので、内容をご確認ください>というものである。

その先に確認の方法が記載されていたが、面倒なので放っておいた。この時点で、私は国税庁からのまともなメールだと思っていた。

ちなみに、国税庁からは、予定納税や還付申告などについて“正規の“メールが入ることがある。その時の差出人は上記と全く同じであり、文面も極めて似通っている。

8月31日、27日と同様のメッセージを受信した。私は一応確認するかと考え、文面に記載されたURLのリンクをクリックした。すると、滞納されている税金が1万円ほどあり、8月31日が期限、早く支払わないと滞納税が発生するというものだった。

本来は、ここで怪しいと気づくべきなのだが、ふと私は「前から請求のメールが来ていて、ずっと無視し続けていたのでは」と考えてしまい、ページの捜査に従い、クレジットカードによる支払い手続きを行なった。(後で妻からは、「あんたバカじゃないの」と言われた)

考えてみると(みるまでもないのだが)、私は元来あわてもので、思い込みで行動することも多い。フィッシングなどの詐欺に引っかかりやすいタイプである。

ただ、ポチッとした瞬間にしまったと思った。さすがに事後的にではあるが、頭の中でアラートが鳴ったのである。まずは国税庁のHPを参照すると、一番上に「緊急のお知らせ ・不審なショートメッセージやメールにご注意ください」と掲げられている。内容を確認すると、まさしく私のケースである。

早速にカード会社に連絡し、状況を話すと、「それはフィッシングですね、即座に使用を停止します」。未納と思わされた税金の請求は無かった。カード再発行の手続きをし再発行されたが、面倒なのは種々の支払いに登録しているカード番号等を更新する必要がある。

事後、調べてみると差出人のメールアドレスとして表示されるのは、“info@e-tax.nta.go.jp“と、正規のメッセージと同じである。ただし、この表示と実際の送信元アドレスが一致するとは限らない。

さらに、リンクのURLを確認すると、これは国税庁のものと異なっていた。会社のサイバーセキュリティ訓練・研修等でよく出てくるやつである。

油断大敵、過信は禁物、落ち着いて行動しましょう

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