土下座することはない〜団体演技に内村は存在している
東京オリンピック男子体操、内村はまさかの落下で予選通過ならずだった。
試合後のインタビュー、見ていて辛かった。
種目別の代表を争った「米倉に土下座して謝りたいですね」。さらに、テレビの前の人々へのメッセージを求められて、「土下座しますようもう。それくらい、本当申し訳ないです」。
リオ五輪で、レスリングの決勝で敗れ、号泣しながら謝罪の言葉を語った吉田沙保里のインタビューを思い出した。
大きな違いは、吉田の場合、決勝まで進み完全燃焼した敗退。内村は、「現実を今は受け止めて、試合も見てましたけど、若干心ここにあらずみたいな感じで」と、まだ本人も状況を消化しきれていない感じである。
さらに、瀬戸大也も個人メドレーで、“まさか”の予選落ち。ただし、瀬戸はまだ種目が残っているのでリベンジのチャンスはある。しかし、内村は「これ以上オリンピックで演技することはできない」。
しかし、内村自身は演技できないが、団体の代表選手の演技の中には、内村のDNAが息づいていることを、誰もが知っている。
内村は土下座して謝る必要はない。日本体操への応援は、内村への感謝と励ましでもある
＊こちらのインタビューも泣ける
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？