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Netflix「ブリジャートン家」〜シーズン2を見るべし

Netflixは様々なランキングを発表しているが、公開後28日間の視聴数におけるドラマ・ランキング(グローバル)、TV(英語オリジナル)において、1位は「ブリジャートン家」のシーズン2、2位は同じくシーズン1となっている。

シーズン2の公開は今年の3月25日、すでに1ヶ月以上経過しているが、直近5月9日−15日の視聴数ランキングでは4位に入っている。

こんな「ブリジャートン家」だが、日本ではあまり話題になっていないようにみえる。海外のピリオド・ドラマは受けが悪いのだろうか。

ドラマの舞台は19世紀初頭のイギリス、中心となるのは貴族社会である。ただし、この架空の世界は時代を先取りした多様化した貴族社会である。史実としては、当時の上流社会は100%白人で占められていたが、このドラマの世界観では、様々な人種によって構成されている。そのトップにいるイギリス女王からして純粋な白人ではない。

中心となるブリジャートン家は、未亡人となった母の下、子供は沢山、長男のアンソニーがブリジャートン子爵を継いでいる。社交界でも光った存在。対比して描かれるのがフェザリントン家、末娘のペネロペとブリジャートン家の次女エロイーズが親友同士という設定である。

彼らの最大の関心事は、男子にどこから嫁を貰うか、女子をどこに嫁にやるかである。この触媒的な役割を果たすのが、社交界。様々な思惑がうごめく宇宙である。そして、ドラマのアクセントとなるのが、語り手として登場する、正体不明のゴシップ新聞発行者のレディ・ウィッスルダウン。

シーズン1は、ブリジャートン家の長女ダフネの結婚がテーマになる。私はそこそこ面白いと思いながら見ていたが、世界観がやや馴染めず、評価は中庸。シーズン2を見るかどうか迷うレベルだった。(私は日本語吹き替え版で視聴)

とは言え、これだけ人気になっているドラマなので、押さえておこうとシーズン2を見始めたら、これが予想以上に面白い。2は、ブリジャートン家の長男アンソニー子爵の嫁取り。候補の相手は、インド系のシャルマ家。

ドラマの幹の部分は、“早く次が見たくなる“展開であり、シャルマ家の二人の娘も魅力的。さらに上述の2人、ペネロペとエロイーズの魅力がより前面に出てくる。

「ブリジャートン家」、騙されたと思ってシーズン1を頑張って見た上で、シーズン2を楽しんで下さい。シーズン3以降の制作も発表されており、しばらく楽しめますよ


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