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せっかく鮫洲に来たのなら〜「Pizzeria Bakka M’unica」

運転免許更新についてのクレームを書いたが、猛暑の中、妻の付き添いで鮫洲くんだりまで行くのなら、多少の楽しみをと、ランチ・スポットを検索した。

引っかかってきたのが、ピッツェリア。そもそも、鮫洲駅周辺の様子は全くイメージが湧かないのだが、「こんなところにピザ屋が?」と思いつつ、良さげな店なので予約した。

大井町からタクシーに乗り、鮫洲方面へ。鮫洲運動公園の手前を右折し、公園が途切れたところの右側に、目指す店「Pizzeria Bakka M'unica(ピッツェリア バッカムニカ)」がある。鮫洲駅からも近い場所だ。

テラス席もあり、カジュアルで居心地の良さそうな店。通されたのは、各辺に2人が座れる大きなテーブルで、背後には、ピザの焼き窯が鎮座している。

メニューには、サイズが選べるピザ、パスタ、一品料理。それらを組み込んだセット・メニューがある。ハイライトされたのは、ブッラータ・チーズがのった“究極のマルゲリータ“。 説明してくれる店員も感じが良い。

我々は、シラスとグリーンオリーブのピザを入れたセット。前菜の盛り合わせとサラダが付く。もう一品は“究極のマルゲリータ“、昼はサラダが付くらしい。

お酒のメニューも充実している。居酒屋ならぬ、「ピザカヤ」を目財しているだけある。かなりの数のクラフトビールがあるが、ワインリストから微発泡ワイン、“ミレニアム“を注文する。

前菜として出されたサラダが、とても美味しい。ドレッシングに工夫とセンスが感じられる。微発泡ワインは、しっかりと辛口で飲み口がキリッとしている。よしよし。

シラスとグリーンオリーブのピザが登場。オリーブは柔らかい味で、シラスとよくマッチしている。ピザはナポリ風で、生地の塩気は控え目。2回目のよしよし。

そして、“究極のマルゲリータ“。焼きたてのピザに、大きなブッラータ・チーズがのる。まず、このチーズをナイフとフォークで開き、ピザの上に展開する。食べてみると、温かいピザと、冷たいチーズの温度が合わさり、トマトソースとフレッシュなチーズが口中に広がる。3回目のよしよし。

店は盛況である。どんな人が日曜日の昼に鮫洲のピザ屋に来るのだろう。まさか、皆が運転免許の更新ではあるまい。隣のカップルの男性は、キャリーバッグを脇に置いている。これから羽田空港に行くのだろうか。他の人は〜近所に住む人だろうか、あるいはわざわざこのピザ屋に来たのだろうか。

運転免許の更新は、大いなる無駄だと思う。ましてや、妻の付き添いで来ている私は論外である。しかし、この機会がなければ、「Pizzeria Bakka M'unica」に来ることはなかった。運転免許更新、万歳! 人間、無駄を大事にしないといけない。

犬も歩けば棒にあたるのだ


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