マガジンのカバー画像

お祖師さまのおしえ

10
私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。第1~9回はこちら→https://temple.nichiren.or.jp/1081018-…
運営しているクリエイター

#日蓮聖人

立正安国論⑩【お祖師さまのおしえ】vol.19

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑩」です。(①~⑨はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 前回に引き続き、旅人の一回目の質問に対する主人の返答の続きを読んでいきます。 以下、「原文」「現代語訳」「注」の順に書き、最後に私の感想を書いていきます。現代

立正安国論⑧【お祖師さまのおしえ】vol.17

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論⑧」です。(①~⑦はこちら) 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 さて、前回は、人々が様々な宗教・宗派の儀式を行って祈りをささげ、為政者も心を砕いているのに、飢饉や疫病はいっこうになくならず、まさに死屍累々という状況であること

立正安国論④【お祖師さまのおしえ】vol.13

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論④」です。①~③はこちらからどうぞ。 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。 さて、前回は、災害や飢饉によって世の中が乱れ、多くの人が命を落としている状況に対し、ある人は法華経の「薬王菩薩本事品」に説かれる教えを頼みとし、ある人は

立正安国論②【お祖師さまのおしえ】vol.11

【お祖師さまのおしえ】は、私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナーです。 今回は「立正安国論②」です。まだ①を読んでいない方はこちらからどうぞ。 前回書き忘れてしまったのですが、『立正安国論』は漢文で書かれています。そのままだと読みづらいので、ここでは書き下し文にして載せています。 参照しているのは、『昭和底本 日蓮聖人遺文』(日蓮教学研究所、改訂増補第三刷、2000年)と、『日蓮聖人全集 第一巻 宗義1』(春秋社、1992年)です。

立正安国論①【お祖師さまのおしえ】vol.10

【お祖師さまのおしえ】は、もともと「日蓮聖人(お祖師さま)の教えについて簡単に解説する」というコンセプトのコーナーでした。しかしこれも、昨日コンセプト変更した【はじめての法華経】と同様、身の丈にあっていなかったと感じています。 なので、【お祖師さまのおしえ】のコーナーも、「私がお祖師さま(日蓮聖人)の御遺文を少しずつ読んでいく過程を報告するコーナー」にしようと思います。 ちょうどいま、研究所の行事で『立正安国論』が取り上げられそうなので、夏までに『立正安国論』を読み終わる