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#インド

पहुँचना pahuncanā(送り届ける)【最近覚えたヒンディー語】no.11

【最近覚えたヒンディー語】は、文字通り、私が最近覚えたヒンディー語を紹介するコーナーです。(マガジンはこちら) 今年中に100個覚えることを目指しております。今回で11個目です。 ◇◇◇ 今回私が覚えたヒンディー語は「पहुँचना pahuncanā」(パフンチャナー)です。 「送り届ける」という意味の動詞(他動詞)です。 「aapka photo pahunchaiye」 先日、InstagramのDMで、高校生くらいのインド人の男の子から、かっこいいポーズを

कल kal(昨日、明日)【最近覚えたヒンディー語】no.10

これまで、【最近覚えたヒンディー語】はつぶやきの方でやっていたのですが、「画像に文章を書いてもネット上には文章として残らない」という当たり前のことにやっと気づきまして、かと言ってつぶやきは140文字しか書けなくて不便なので、今回から記事の方でやっていこうと思います。 タイトル末尾の「no.10」というのは、【最近覚えたヒンディー語】としては10個目という意味です。今年中に100個を目指しております。 「昨日」と「明日」が同じ言葉だなんて… さて、今回私が覚えたヒンディー

精舎【仏教用語解説】vol.32

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第32回は「精舎」です。 ◇◇◇ 前回、古代インド・コーサラ国の都「舎衛城」について紹介しました。この舎衛城に、「祇園精舎」と呼ばれる、お釈迦さまが滞在するための建物があったと言われています。 今回はもともと「祇園精舎」の解説をする予定でしたが、記事を書き始めてから、いや、そもそも「精舎」の解説をしなきゃだめじゃないかと気づきまして、先に「精舎」の解説を書きたいと思います。 「精舎」という言葉の

舎衛城【仏教用語解説】vol.31

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第31回は「舎衛城」です。 ◇◇◇ 前々回、古代インドの強国・マガダ国の都市「王舎城」について解説しました。今回の「舎衛城」は、コーサラ国の都の名前です。 サンスクリット語では「シュラーヴァスティー」と言います。昔、サヴァッタという名前の仙人が住んでいたことから、このように名付けられたと伝わっているそうです。 「舎衛城」の他に、「室羅伐悉底」という漢訳語もあります。こちらの方が、「シュラーヴァス

霊鷲山【仏教用語解説】vol.30

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第30回は「霊鷲山」です。 ◇◇◇ 前回、「王舎城」という、古代インドのマガダ国にあった都市について解説しました。 「霊鷲山」は、この「王舎城」にある山の名前です。 サンスクリット語では「グリドラ・クータ」と言います。「グリドラ」は「ハゲワシ」、「クータ」は山頂という意味です。山頂の形がハゲワシの頭の形に似ているので、このような名前がついたと言われています。 いまもインドに実在する山 霊鷲山

王舎城【仏教用語解説】vol.29

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 第29回は「王舎城」です。 ◇◇◇ 前回までは、十大弟子という「人名」に関する言葉の解説をしてきました。 今回から、何回か続けて、お経典によく出てくる「場所の名前」について解説していこうかなと思います。 王舎城 王舎城というのは、古代インドの大国・マガダ国の都市の名前です。サンスクリット語では「ラージャグリハ」といいます。 「城」という字が使われていますが、お城そのもののことではなく、王様の

摩訶迦旃延【仏教用語解説】vol.26

毎週月曜日は【仏教用語解説】をお届けしています。第26回の今回は、「摩訶迦旃延」です。 摩訶迦旃延 摩訶迦旃延は、十大弟子のひとりです。幼い頃から利発で教えられたことをよく理解することができたので、お釈迦さまの説法の説明役を担っていたそうです。このことから、「論議第一」と呼ばれています。 南インドのバラモンの家に生まれた人で、阿私陀仙人の弟子だったそうです。 阿私陀仙人というのは、お釈迦さまがシッダールタ王子としてお生まれになった時に遠くからやってきて、「この方は出家

阿那律【仏教用語解説】vol.25

毎週月曜日は【仏教用語解説】をお届けしています。 第25回の今回は、「阿那律」です。 阿那律 阿那律は、十大弟子のひとりで、お釈迦さまのいとこであったと伝えられています。 十大弟子はそれぞれ最も秀でていた分野を冠して「○○第一」という称号が与えられており、阿那律は「天眼第一」と呼ばれていました。 「天眼」とは、あらゆるものを見ることができる力のことで、物理的に視界を遮られても見通せてしまえたり、未来に於いて人々がいつ死に、いつ生まれるかなども見通すことができたと言われ

富楼那【仏教用語解説】vol.24

【仏教用語解説】のコーナーでは、さまざまな仏教用語を解説していきます。 ※第1~23回はこちら。 第24回は「富楼那」です。 富楼那はお釈迦さまの弟子で、十大弟子のうちのひとりです。 より詳しい名前は「富楼那弥多羅尼子」と言い、これはサンスクリット語の「プールナ・マイトラーヤニープトラ」を漢字で音訳したものになります。 「プールナ」は「富楼那」、「マイトラーヤニー」は「弥多羅尼」となります。「プトラ」は「子」という意味で、ここだけ意訳されています。 実は、「マイトラ

【注意喚起】仏像の写真だと思ったら全然違った話

ここ数年、人に頼まれて、仏像の写真素材を探す機会が多かったんですが、そのとき「ちょっとヒヤッとする体験」をしたのを思い出したので、共有させてください。 タイトルにあるとおり、いい感じの仏像の写真を見つけたと思っていたら、全然違う写真だったというお話です。 有名なフリー写真素材サイトとして、「Unsplash」というものがあります。このサイトの写真はとにかくおしゃれで洗練されているものが多いのでおすすめです。「Buddha」と検索するだけで数えきれないほどの美しい仏像の写真