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選挙でどうやって選べばいいの?(第3話)

選挙は国民の義務だ!なんて言われても、誰を選んだらいいかわからない。と思ったことありませんか?私は思ってました。

誰を選んでも一緒なんじゃない?という気持ちになったこともあるし、折り込みに書かれた公約を読んでみたり、選挙演説を聞いてみたりしても、あんまり代わり映えしないなあ、よくわからないなあと思っていました。

でも、市議会議員でもある望さんが経営する宿、安曇野地球宿で働きながら議員さんの活動を見たり聞いたりするうちに、どういう人を選んだらいいのか見えてきたような気がします。

それはずばり、「普段からお困りごと、要望を聞いてくれる議員さん!」
公約ももちろん大事だと思うけど、それはあくまで「その時」大事なこと。任期4年の間には世間の状況もどんどん変わります。例えば何か困ったことが起こった時、どれだけ聞いてくれるかを見ておく必要があるのかなと思います。

例えば安曇野で言うと、先日県外の会社がそれまで市民の憩いの場となっていた自然あふれる公園の真横の森をつぶして太陽光パネルで埋めつくす計画ができた時。それは困るから何とかして欲しいということを地域の様々な議員さんに伝えてみると聞いてくれる議員さんとそうでない議員さんに分かれたそうです。

その時の話をきいていると、「聞いてくれる」ということの中にも3つの要素が含まれるように感じました

① 話を聞いてくれること
② 交流する機会があること
③ 発言してくれる・芯があること

① について。そもそも理由もなく意見を聞かない議員さんは、論外かなと思います。

② 普段から交流する機会を設けている議員さんもいます。何か問題があるときだけ相談するよりも、普段からつながっておけるとより安心じゃないかなと思います。

③ について。聞いてくれてもそれを議会で発言してくれるかということもあるそうです。会派や党に属していると、そこの意向に引っ張られて言いたいことが言えないこともあるでしょう。合ってほしくないことですが個人的には賛成でも、投票してくれた団体の利権を気にしたり、権力がある人に意見をつぶされることもあるかもしれません。そういう意味で「ぶれない芯がある人」である必要がある、という話を聞きました。

この①、②、③がある議員さんを見極めることが大事かなと思います。

ただ、もしいろんな市民の意見を聞く中で、全部を一度に扱うことはできないと思います。もしその議員さんが発言することを選ばなければならないとしたら、公約に近いことから発言していくのかな、と思います。そういう意味では公約も大事。

それでも、公約だけがんばって書く方よりも、まずは話を聞く姿勢を前面に出し、なおかつ芯のある議員さんを選びたいですね。

どうやって見極めたらいいのかな、と考えたとき。長年の付き合いだったらともかく、そうでない人から選ぶのであれば私だったらやっぱり会って話をしてみたい、と思いました。

そう思って私の地元の自治体で「議員・懇親会」というのを調べてみたんですが、残念ながら見つかりませんでした……。

懇親会をしようとする姿勢のある議員さんはそれだけで「聞いてくれる議員さん」可能性が高いのかもしれません。

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