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ポメラDM250を相棒に

※写真はうちの子ではありません


ことの始まり

 2022年、つまり昨年の初春頃。とある作品にドハマりしました。
 初めての熱量を感じ、いてもたってもいられず、学生時代以来の「二次創作小説を書きたい」欲が高まりに高まってしまい。
 そうなると、いつでもどこでも文章を紡ぎたいとなるのが、創作畑に住む人間の性です。
 いやだって、ひらめいたものって書き留めないとすぐレッドブルして飛んでいっちゃうし……
 オンラインストレージを使い、テキストを書きためる場所を構築してみたり。
 オンライン上にデータを保存し、複数端末で同期することができる執筆ツールに課金してみたり。
 物理のノートを持ち歩いてペンを走らせてみたり。
 アウトライナーアプリに手を出してみたり……
 そこそこ有意義に創作活動を続けてはいましたが、どうにもしっくりこない。
 全体的に、速さが足りない

 各手法を使いながら、一つの結論に至りました。

 これは、スマホのフリック入力がフルキーボード入力に比べて、圧倒的に遅いからだ。

スマホ用ワイヤレスキーボードとしての需要

 タッチタイプができる人間にとって、ほぼ必ず目押ししなければならないフリック入力ってもたつくんですよね。位置確認のために「運指を見なければいけない」ので。
 かつてガラケーで手元を見ずにポチポチしていた時代が懐かしい。
 あの頃は画面すら見ていなかった。一文入力し終わったら誤字がないかを確認して、変換していたものです。タイプミスを見つけたら最悪でしたけれど。
 自宅のPCでやれよという話なんですが、PCってスマホ以上に誘惑が多いんですよ(当比)。
 それに、帰宅まで抱えて持ち帰ってはレッドブルされてしまう可能性が大です。それはできれば避けたい。
 そこで。
 スマホに接続できるワイヤレスキーボードがあればよいのでは? と考えました。

 元々、DM100の飼い主ポメラニアンではあったのですが、100は比重が 画面側>キーボード側 のため、スマホを画面側に立てかけることができませんでした。立てかけるとポメラのバランスが狂って倒れてしまい、安定してタイプすることができません。
 スマホの反応も今ひとつで、使えてはいましたが、接続するたびにストレスを感じていました。
 DM100からPCへの移動もそこそこ手間がかかったため、かなり早い段階から起動しなくなっていました。
 ワイヤレス機能付きのメモリーカードも使ってみましたが、あれ電池の減りエゲツナイですね……早々に退散です。
 持ち運び可能なワイヤレスキーボードを買うことも考えましたが、それもなあ……とウダウダうだうだ。

欲しい、けど値段が……でも欲しい!

 そんな折、ポメラが約6年ぶりに新型を出すと知りました。
 DM100を購入したとき、「携帯性を考えると乾電池型の方がいい」と考えた私は、すでに発表されていたDM200を蹴り、DM100を購入しました。
 その結果が上記なわけですが……
 しかし価格が6万円。

 うーん……うーん……!

 DM100の前例があるため、使い続けるか不安なガジェットに6万円は、少し。
 けれども、DM100の発売日は2011年11月25日。ほぼ11年の月日が経っている。多分メイビー恐らくきっと! 先述の不満は解消されている……はず!
 エッ! 白いポメラ!? うわ! 惹かれーーあ、瞬殺しましたか、わかりました。

 そんなこんなで悩み続けて約一年。
 価格は下がり4万を切るまでになっていました。
 別件で大きな買い物をすることになり。
 それならば一緒に買ってしまえと! と、えいや! と購入ボタンをポチり。

 現在この文章を、ポメラDM250で綴っています。

 不満だった点はかなり解消されていました。
 スマホを立てかけても倒れないって最高!
 ワイヤレスキーボードとしての反応も上々です。わーい! ポメラたっのしーい!
 やはり利便性は大事!
 ただ、スマホでよく使うアプリでワイヤレスキーボードとして使用すると、カギ括弧のキーがずれるのは何故でしょうか?

ポメラを私好みに

 ポメラはシステム手帳に似ている気がします。
 素体を購入し、見た目や単語登録やショートカットの設定を変更し、自分に合った使い方にカスタマイズしていく。
 幸い先人たちのカスタマイズ方法はネットの海に網を突っ込めばすくい上げられるので、例に漏れず、我が家に来たかわいこちゃんを私好みに育てることにしました。
 それはそれとしてイカすシステム手帳(実物)も欲しいのですが、なかなかピンとくるものがないんですよね……

かわいい子には服と化粧を

 悩んでいる一年の間にレビューを巡り、DM250に手垢がつきやすいことは知っていました。けれど実物を見ていないし触れてもいないので、どの程度「つきやすい」のかがわからず、購入後しばらくはそのまま使用していたところ。
 予想以上に脂のテカりが……
 DM100の拭けば落ちるつるつるイケイケボディしか知らない私には衝撃の現実。ああー、これは放っておいたら後から気になってくるやつ!
 おとなしく海に網を突っ込みかき回して、カッティングシートで表面を覆うことにしました。

 参考にしたのはこちら。

 同時に、キーボードへのシール貼りもアレンジを加えて参考にいたしました。
 その後、カッティングシートの上から好きなシールをペタペタ……
 現在も痛ポメラを熟成中です。好きなものを見ればテンションも上がるしね!

ショートカットが……多いです

 ポメラはキーボードのみ使えるデバイスです。
 そのため、ショートカットが多種そろえられています。
 多種過ぎます。覚えきれません。
 手元の紙に使いそうなショートカットを片っ端からメモしてマステで画面の両サイドに貼ってみましたが、まあ、格好悪い。
 そりゃ黒いボディに白い紙は悪目立ちしますよね……しかも大して上手でもない手書きときた。
 もう一度、海に網を突っ込んでみました。そうしたら……同じことを考えていた人が!

 こんな、こんな便利なものを……ありがとうございます!(五体投地)
 早速該当シールを購入し、印刷しぺたり。
 印字が細かく該当のショートカットを探す必要があるけれど、取り扱い説明書やメニューのヘルプを見る必要がないのはかなりの労力軽減になります。
 印刷の黒が本体の色と違うため浮いては見えますが、目に優しいカラーリングになりました。

 ただ、DM200の場合は「ポメラSync=Alt+S」だったのが。
 DM250では「アプリ接続=Alt+A」になっているので、変更する必要がありました。
 前者で印刷しちゃったから、そのうち印刷し直そう。

マークダウンを覚えたい

 noteに足先を浸けている民としては、noteに投稿しやすい形で文章を書きたい。何か手はないかと網をぐるぐるしていたところ、引っかかったものがありました。
 マークダウン方式。

noteヘルプセンター>Markdownショートカット

 ……noteってマークダウン使えたんですね……そのリストをまるっと単語登録しました。
 このテキストで使っている

  • 見出し

  • 強調

  • 取り消し線

  • 箇条書き

 は、すべてマークダウンで書いてみました。……が。
 ポメラリンクでQRコードとして読み取り後、noteアプリからコピペしたのですが、うまく変換できていませんでした……コピペはだめなのだろうか。もう少し挑戦してみよう。
 ちなみに、一つの単語に対して「みだし」と「まーくだうん」のように二種類の読み方で登録して使っています。
 使わないとすぐ脳からレッドブルするので!

一般人に偽装しよう(できない)

 ポメラが欲しかった理由の一つに「いつでもどこでも文章を紡ぎたい」があるとは前述したとおり。
 その最大の目的は、ポメラを持って外出することです。
 具体的には、仕事場に持って行きたい!(私の中身はしがない事務員です)
 それには施してしまった「痛い仕様」がネックになる! 勤め先は体制が古いんです! フルオープンは怖い!
 なので……もう一枚。コートを着せることにしました。

 カバー型ケース!
 これなら、外で取り出しても天板までは見えません。
 これを剥がしてくるような相手は殴っていいですよね。

 あれ……そもそも、ポメラを持っている時点で一般人ではない……?

金と少しの時間をかけた『相棒』予定

 当然、不便な点もあります。
 付属のケーブルとアダプタでなければ満足に充電ができない点や。
 インストールされている辞典のアップデートができない点や。
 ポメラ本体からSDカードへのファイルの移動ができない点や。
 便利だけれど、細かい箇所で不便なポメラリンクや。
 付属ケーブルでスマホ(Pixel3)の充電はできるけれど、PC(HP Envy13)はできないとか。
 上げ出せばキリがないけれど、それを覆い隠すくらいの長所があります。あるんです。
 これまでの周期で言えば、次のポメラ出るのは少なくとも2028年以降になるでしょう。
 それまで少しずつ使い方を覚えて、好きな見た目に育てて。
 寄り添ってくれる『相棒』にしていきたいな。

 ……noteっぽい記事書くの初めてかな?


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