ウクライナ国境から
ロシアの侵攻でウクライナが戦場になって3日目。
ウクライナから脱出するために首都キエフやウクライナ東部から車で出発した人々が、
隣接するポーランドやモルダビアとの国境に到着し始めた。
国外退避をする人は10万人にのぼるとされ、
国境付近は10㎞を超える車の列ができているのだとか。
国境から中継される映像を見てるいと
最初は
ビュンビュン飛ばしてきたと思われる
高級車で通過する人が多かったのだけど、
だんだん
歩いてくる人が増えて
しかも
ママと子どもだけというスタイルが多くなった。
映像がスタジオに戻るとキャスターが
「国境にたどり着いた家族の中には
家族を隣国に送り出して
自分は自国を守るために引き返す人も多いそうです」
と締めくくった。
このニュースを見た後
料理をしてたら
その言葉と映像が頭の中で溶け合わさって
この国境を歩いて渡ろうとしてる人たちは
国境付近までは旦那さんと車で来てたけど
旦那さんは自国に残ることを決めて
引き返したから
旦那さんやパパと
それはそれは
つらい別れをした後で
どんだけ不安を抱えているのだろう
と思ったら
泣けてきちゃった。
爆撃後の夜空が燃えるような場面や
破壊された橋やマンション
地下に避難した人々の姿を画面を通して見て
リポーターの言葉を聞いてるだけでは
情報が右から左へ流れていくだけなんだけど、
目と耳から入ってきた情報を頭の真ん中で止めて
心とつなげてみると
映像や言葉では表されない
そこにうつる人々の心ともつながって
刺さってきます。
戦争がどんなに悲しいことなのか
世界は学んできたはずなのに
「敵基地攻撃」とか大きな声で言ってる人たちって
悲しみ苦しむのは自分ではないと思ってて
人々の悲しみや苦しみに関心もなく
想像も共感もできない人々なんだろうな。
そういう人を選んでるのも私達なんだけどね…。
さらに敵基地攻撃とか言ってる人たちには
到底考えられない事だろうけど
ポーランドとウクライナの国境では
ポーランドの軍人さんなのか国境警察なのかわからないけど、
そういう人たちが、大きな荷物を抱えた母子を手伝う姿が映し出されている。
それに
国境付近にはバスが用意されて
収容施設等に移動する準備が着々と進められているようだ。
NATO加盟国ではないウクライナに対して
世界的で大規模な衝突になることを避けるためにも
軍の派遣はしないと決めたものの
武器の補充や
避難者受け入れなどの人道支援はしっかりしていこうという姿勢がうかがえる。
はやく
ロシア軍撤退してくれー
ウクライナ兵にクーデターを訴えるなんて
プーチンって頭おかしいとしか思えない。
湾岸戦争の時
高校生だった私は
パトリオットとかトマホークなんてミサイルの名前とそれらが炸裂した映像の印象しか残ってない。
高校生の息子には
いま見てる映像から
映し出される人々の心の痛みや悲しみ
戦争のおろそかさを感じて
胸に刻んでほしいと思う。
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