課題本『フラニーとズーイ』orz

夢を叶えるには、まず自分がサービスを受ける側になる、というのが『夢をかなえるゾウ』にありました。サービスを受けた側の感動を覚えておいて、自分だったらもっとこうする、という展望を意識する。

『フラニーとズーイ』J・Dサリンジャー 村上春樹訳 新潮文庫

正直、惨敗でした。読書会に勝ち負けはないのですが、自分の浅さが悔しかった。けど、これ以上頑張るのは無理だった・・・

ライ麦畑~を読んだのは社会人になってからで、その時も今回も、「私が思春期に読んでいたらもっとよく理解できたかも」という感想。言葉が若々しくて、うまく捉えられない。半分諦めていた。

けれど参加者の方は、人生に大きく影響を受けてみえたり、サリンジャーの自己投影が各登場人物にされている(他の本も読まれてきていた)り、過去に読んだときの鮮烈さを思い出してみえたり、とにかく深く読まれていた。

読了して参加しただけでも、十分に意味はあったし、良い本に出合えた感謝ばかりです。ただ、じゃあ自分がもし今この読書会のリーダーだったら、と思うとゾッとしました。


主催者としてどんな本を選ぶか。

スーパーに何を買いに行くか、くらい初歩的な問題。じゃあ、何のためにそれを買いに行くのか。何のためにその本を読むのか、選ぶのか。

んんん。まだまだ思考が足りていないことが浮き出ました。さて、どうしよう。 まだまだこれから。

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