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いかに選択肢を広げるか(2) 業界地図

企業の選択肢を広げる上で、使える本のひとつが業界地図(東洋経済新報社)です。

業界地図には2020年版であれば、172業界4030社が収録されています。業界の中での企業の立ち位置が図解され、売り上げやシェアなどを他社と比較することができます。

さらに、企業同士の出資関係も確認できます。企業は他企業の株式を取得し、取得した比率に応じて経営に関与できるようになります。40%を超える取得比率(出資比率)があれば、子会社として企業を傘下にできます。例えば、LOFTはセブン&アイ・HD傘下です。丸善ジュンク堂書店を有する丸善CHIホールディングスは大日本印刷傘下です。業界地図では資本関係のある企業同士が矢印でつながっています。また、資本関係がなくとも業務提携があれば線でつながっています。

さらに、東洋経済新報社の記者が書いた、業界の動向についての記事が掲載されています。

大学生は企業もそうですが、業界についても一部しか知りません。業界地図は世の中にはたくさんの企業、業界があるということを教えてくれます。就職活動における登竜門的一冊ですし、就職活動最後まで役立ちます。

読み方のポイントは3つです。

1.パラパラめくって全ての業界に目を通そう。

2.気になる業界には付箋をつけよう

3.気になる業界の記事を読もう。

これだけでも、かなりの業界研究ができると思います。
業界地図は、東洋経済新報社の各業界担当記者がページを作成します。各業界の動向に目を光らせている記者の情報を簡単に入手できるわけです。

就活生必須の本として、まずはお勧めします。

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