9月潜学講座     担当:八木正典

 自分は宇宙霊と一体だという、この信念をもたなければならない。(中村天風)
 
 
9月の潜学講座に参加しました。
当初は第一講は佐々木さんによる「大和心を探求した本居宣長④」、第二講は私の「中村天風『運命を拓く』②」という予定だったのですが、佐々木さんが体調不良とのことで、急遽池田先生に中村天風の特別講座を行っていただくことになりました。
 
第一講は、講師として「運命を拓く」の第二章から第四章の担当をさせていただきました。
まず宇宙霊の言葉の意味合いを確認したうえで、第二章の宇宙霊と結合する、包まれるということを自分なりの解釈で説明しました。また進化、向上していくにあたって思考、言葉、行動を正していくことの重要性についてお話しました。
講師をすることで、奥の深い天風哲学を言葉にすることの難しさを感じるとともに、更なる研鑽が必要だと痛感しております。
 
第二講は、池田先生の中村天風の特別講座でした。
今年度、潜学講座では「中村天風『運命を拓く』」を年間を通じて読み解いていくことにしていますが、池田先生も現在「運命を拓く」に関する本を出版予定であり、特別講座としてその内容を一部お話しいただきました。
「運命を拓く」の出版に至る経緯・いきさつや大谷翔平選手の「運命を拓く」との出会い等は天風哲学を研究し続けている池田先生ならではと興味深くお聞きしました。
また、「運命を拓く」を読み解くにあたり、序章の前に書いてある「真理瞑想行について」の重要性を丁寧に説明いただきました。
「目で本を読むと理性心で理解をしようとするので、本質をとらえることが出来ない。いかに自分の意識を変え、霊性心でこの本を読むかがポイントだ」とのことです。
意識を変えることで、理解の深さに大きな違いがあることに目を開かされるとともに、池田先生の切れ味の鋭さに驚嘆いたしました。天風哲学を理解するうえでの拠り所となる感銘をうける講義でした。
書籍は11月に出版予定とのことですが、楽しみで仕方がありません。
 
今回の講座で、感じたこと、学んだことを大切にしながら、更に学びを深めていきたいと感じております。

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