秋のオトナの遠足   担当:八木正典

湧くわく本心塾主催の「秋のオトナの遠足」に参加してきました。
今回は宇治でした。
 
晴れ渡る気持ちいい天気の中で、京都と日本の歴史に造詣が深い佐々木さんの案内でスタート。
まずは、宇治橋です。大化2年(646年)の飛鳥時代には宇治橋の中心部に橋姫神社が祭られていたとのこと。祭られていた橋姫は嫉妬深く、少し前までは宇治市民なら結婚式に向かう新婦は宇治橋を渡らなかったと教えてもらいました。
次に、橋姫神社です。知らなければ通り過ぎてしまいそうなひっそりとした神社ですが、縁切り祈願をする人が訪れるそうです。橋姫の力は偉大なのです。
その後に縣神社。こちらの御祭神は木花開耶姫命で縁結びの神様。樹齢500年の大椋をながめながら、縣祭について教えていただきました。
その後宇治市内の散策、ひるごはん。
午後は、琴坂の小川の流れを楽しみながら興聖寺に向かい、僧堂での坐禅体験。はじめての曹洞宗の坐禅を学び、短い時間ながら調身、調息、調心のゆったりした静かな時間を体感できました。
次に宇治神社、宇治上神社の参拝です。応神天皇とその子である仁徳天皇、菟道稚郎子の兄弟が祭られています。論語の王仁博士までつながって、日本の歴史の流れを感じられました。
最後は、中書島のしん谷での夕食。美味しい料理で感動の連続でしたが、それ以上に本心塾の仲間で一緒に語り合える時間は最高でした。
 
宇治の歴史ある多くの場所をめぐり、その場所の歴史的な位置づけや背景を教わることによって、これまで知ることのなかった日本の歴史がつながっていきました。一人で回っても全く気付くことの無いであろう深い知識や見識に触れられたことはありがたいことです。
教わったことを次の学びにつなげるとともに、私にあるものはしっかりと還元していきたいと感じております。
 

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