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どうしたって、こうなる。

昔から人間関係が苦手だという自覚はあった。そもそも親子関係が微妙だったのだ、と、ある程度の年齢になって気づいた。
そんな私が、パートナーとうまく関係が築けるはずもない。
出会った時からじわじわとこじらせ続けて、最後はどうにもならなくなってしまった。

元夫と離れて暮らしていることについては、子どもたち3人、それぞれに私を責めてくる。
もちろん、関係がこじれたのは私にも原因はあるけれど、全て私一人のせいではないし、特に最後の数年は、関係修復しようにも、そもそも会話できる状態ではなかった。

家を出ることになった時、パパを悪く言うのはやめようと決めた。
それで、母子で生活をする事について子どもにいまひとつ説明がつかない部分が出てくる。
子どもたちはきっと全て私一人が悪いと思っている。
パパのところに帰れば、今起きている困ったことや、嫌なことはぜーんぶ解決すると信じている。そんな訳ないから、家を出てきているのだけど。

こんな家に生まれて、オレは被害者だ。 
そもそも生まれてきたくなかった。
誰を恨めばいいんや。


友達とオンラインゲームをしながら、長男は我が家のネット回線が弱い事にひたすらイライラし、そう言い放った。
私の子として生まれたことが不幸だと。こんな貧乏な家で、不公平だと。

産んだ私の責任なのは重々承知しているけれど…。そして、離婚することになってしまったのも、あなたたちには責任のないことなのだけど…。
今年は小中高同時に全員入学して、いつも以上に、家計が苦しい。

今年高校生になった長男は、たいして勉強せずに受験して公立に落ち、私立の通信制に通っている。次男、三男の入学準備、長男の塾代、入学金に、制服に、一学期の授業料にと、おそらく80万円以上は支払いがあった。まだまだ2学期、3学期、進級出来れば次の学年も学費や設備費などの支払いは続く。公立に受かってくれていれば、と思わなくはない。でも彼は、今の高校だからギリギリ高校生をやれているのも事実だ。
私のお給料は、家賃や光熱費、生活などを払ったらなくなる。そこへ学費を上乗せする余裕など本当はない。
そこら中の電気とガスストーブをつけっぱなしで朝までゲームをし、動画やネット、LINE通話をしつつオンラインゲームをし続けている長男。
隣の部屋では次男がエアコンでガンガン部屋を冷やしつつ、同じくゲームを朝までする。
ネット回線が弱い、何でうちはこんなに貧乏なんだ!と子どもたちに言われても、どうしても、そんな事言う前に自分の態度を改めなさいよ!と思ってしまう。

いや、いくらお金に余裕があったとしても、ガスストーブを朝までつけっぱなしとか、温めてる部屋の隣でガンガン冷やす(まだ涼しいこの時期に18℃!!!)とか、私の感覚では全部ナシだ。

それはさておき。

ネット回線については改善の余地はあるだろう。しかし、この家が貧乏でみんながとてもお金持ちに見えて羨ましい、自分は不幸だ、被害者だ、って私に怒ってばかりいなくても、バイトすることも出来るのだ。自分は私立高校に行っているのに、貧乏で不幸だなんて。

通信制の高校は、昼には終わる。4月の授業日は1週間しかなく、7月に入るとすぐ夏休みが始まる。だいたい2か月半の授業(しかも一日3時間か4時間)の後に1か月以上休み、というサイクル3回で、一年が終わる。、
正直、学費高いなあと思う。それなのに、光熱費垂れ流しで文句だけ言ってくる長男に、ついつい激怒してしまう。
TVは一台しかないため、必然的にゲーム中(結局彼の起きている時間ずっと)TVの前を陣取りつつ、大音量でゲームをする。LINE通話もスピーカーで爆音。本人の声もどんどんボリュームアップ。そこに回線についての不満を大声で付け足す。ついでにシャワーは朝晩2回。一人で暮らしている訳ではないのにそれは身勝手だ、と思うのは、私の身勝手なのか。

深夜というのか、朝方というのか…3時半ごろ目が覚めた。長男が大声で友達と通話しながらゲームしていたせい
母は体がもたないよ…ほんとに。
100歩譲って、朝までゲームするのは諦めた。でも起こさないで、静かに!って、毎日伝えているけれど、他の人の気持ちは理解できない。この子が育っていく間、数えきれない場面で、何度も何度も繰り返し教えても、どうしても分からなかった。
本人の発達の特性でもある。

今となっては、私も子どもたちの父親も発達障害グレーか、特に父親の方は何か診断名がつくような子どもだったかも、と思う。それが、長男に(次男にも)濃く遺伝しているのかも。

連日の睡眠不足と、長男のイライラ撒き散らしで、私のストレスがMAXになりつつある。
頭の中が、スッキリしなくて、布団から出られない。

とりあえず、散歩か、スタバか、母へのプレゼントを買いに行くか。このモヤモヤを一日持ち歩くわけにはいかないもの。
チョキンとハサミか何かで切り離して、ポイっと捨てられたら良いのかもしれないなと考えた時に、こんな自分に慣れ親しんでいる私は、モヤモヤを捨てることに一瞬ためらいを感じた。
それは捨てられるはずがないな、と笑えてきた。
もう起きよう。

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