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和風小話

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小話です。
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記事一覧

長雨にロングスカート取り出せばたぶん彼女が呼んだのだろう

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が、今日は既に別のでした残念。体型に合う服ならあまりこだわらない派。

朝凪 渉
2日前

髪掬うしずくの方が真っすぐに私をみてるそんな気がする

朝凪 渉
2週間前

踏むごとにみえない砂の時計かな梟の鳴く今はおやすみ

朝凪 渉
3週間前
1

青々と下がる銀杏の葉の数多初夏の日差しの傘としていたい

朝凪 渉
3週間前
1

虹なんて信じていない人たちが灰色にした大空がある

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グラデーション

朝凪 渉
1か月前
1

深淵に心の波をゆらめかせ光を帯びれば月も太陽も

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音楽(youtube)

朝凪 渉
1か月前
2

五千万年間を経て生きろなど触れては白いサメの歯がいう ーーーーーーーー 化石

手の傷は春の縫い口じんわりと忘れたころに赤く痛んで

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所在不明の作品をどうするか(考え中)

朝凪 渉
1か月前

覚えてな弱い犬ほどよく吠える心のこえを掻き消してまで
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歌、じゃない気がしてきた(しらんけど)

朝凪 渉
1か月前

うなじから髪の毛を刈る蒼滲み白く浮き立つ春の野の草

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たまに出す。

朝凪 渉
1か月前

月【短歌】

過去作から選んで作りました。

朝凪 渉
7か月前
1

泣き濡らば袖やるものを霞より深き山なる心しあれば

また現在文考える←一旦上で詠んでしまってるのでこれで。

朝凪 渉
2か月前

雨うてば弦にも散りしあだ花の響きもあるや花な零れそ

ながめれば濁りもあらんこの春は暁に光る草木あるため

朝凪 渉
2か月前

山影になどて咲きつるこの花は石の像なる心とぞみゆる