視点

最近、よく考えることがある。
それは今を生きている”自分”と、同じ今を生きている”人”の視点についてだ。

考え始めれば尽きないが
この世界、少なくとも地球には約76億人分の視点がある。

血の繋がった家族も、隣にいる友達も
道を行き交う人たちも。
私がこうして頭の中で文章を考えながら打ち込んでいる間にも、たくさんの人が様々なことを考えている。

全ての人のことを理解することは難しいのだろう。
考えが全く反対の人もいるからだ。

意識してもしなくとも、誰も傷つけない言葉を発するということは実は難しいのだろう。

誰かにとっては嬉しい言葉も、
誰かにとっては悲しい気持ちになる言葉だから。

それでも私はなるべく気をつけていたい。
選ぶ言葉を間違えて傷つけてしまうことがあっても、素直に”ごめんなさい”と言おう。

ごめんなさいで許してもらえると思ったか、と言われても逃げずにいよう。

でもきっと誰かは言うのだろう
そんなのただの綺麗事だ、と。

この綺麗事という言葉がよく分からないのだ。
どうしたら綺麗事のままで終わり、どうすれば綺麗事でなく終わらせることができるのか。

間違いを犯すことを恐れ、叱られることをひたすらに避けてきた私はもう手遅れか。
そうかもしれない
けどそうでないかもしれない。

曖昧な表現ばかり使っているが
多分それは自分次第なのだと最近思う。

全ては自分次第。
他人を気にするもしないも自分次第。

どんな人生を歩むかも自分次第。
言葉選びだって、きっとそう。

間違いを恐れてばかりじゃ何も変わらないのだと、優しい言葉で教えてくれた人がいる。

自分はこれからどうするのか。進むしかない。
傷つかない人などいない。

この世の全てを受け入れることができる人は、存在するのかどうか分からないのだから。

ただ、これだけは大事にしたい。

他者を受け入れられなくても、
他者を否定しないことは忘れずにいよう。

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