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「注目記事」に選ばれた記事

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「ほんのひととき」が投稿した記事の中で、noteの「注目記事」に選ばれた記事をこちらにまとめています。
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#私のイチオシ

「よちよち歩き」で樹を上るエゾモモンガの赤ちゃん|愛しい北海道ANIMALS

写真を始めた頃は会えると思っていなかった、憧れの動物だったエゾモモンガ。あの可愛い姿を撮影するのはとても大変。やっとの思いで巣穴を見つけても夜行性の動物、警戒すると真っ暗になるまで出てきてくれません。撮影できるまでには本当に多くの時間を要しました。冬は深い雪の中、カメラが使えなくなるほどの寒さに耐えなければならなかったり、赤ちゃん誕生の時期には虫に刺されていてもじっと我慢するしかなかったり……。それだけに、うまく撮影できた時の喜びは本当に大きなものでした。 夜行性のエゾモモ

あなたに会えてよかった。可愛くて愉快なエゾシマリス|愛しい北海道ANIMALS

可愛いイラストやキャラクターでもおなじみのシマリスですが、北海道にも「エゾ」のつく可愛い子がいるんです。 じつは、私にカメラを持つきっかけを与えてくれたのがこの子なんです。当時はまだアナログのカメラで、現像するまでどんなふうに撮れているのかわかりませんでした。二度と出会えるかわからない貴重な瞬間をフィルムに収め、毎回ドキドキしながら現像されてくるのを待っていたのを覚えています。 平地の自然豊かな場所や高山に生息するエゾシマリスですが、最近は写真を撮りたい風景の場所ではなか

GWに訪れたい!大自然や太古の歴史に触れるスポット3選|飛騨さんぽ

今年の冬はかなり厳しく、「これでもか!」とばかりに分厚い雪に覆われていた街も、4月に入るとあっという間に雪解けが進みすっかり春めいてきた。とはいえ、朝晩はまだ0℃まで下がるような日も多い。(飛騨では6月くらいまでストーブを片付けられない。これは移住して驚いたことのひとつ) みなさんが暮らしている地域はいま、どんな春を迎えているだろう。 さて、今回はGW間近ということで、この時期におすすめの飛騨のスポットをご紹介したい。 1.池ケ原湿原~ 40万株のミズバショウが咲き誇る

800年の伝統を守る“山中和紙”の奥深い魅力|飛騨さんぽ

「飛騨さんぽ」は、紆余曲折を経て雪国・飛騨に移り住んだ浅岡里優さんが、日々の暮らしの中で感じた飛騨の魅力を飾らない言葉で綴る連載です。第3回は、飛騨の山奥で受け継がれてきた“山中和紙”について。 「800年続くこの伝統を、800年先まで残したい」  こう語るのは、雪深い河合町で、“山中和紙”の伝統を受け継ぐ長尾農園の長尾隆司さん。  飛騨には歴史的な文化や営みが数多く残っている。そのひとつが、伝統工芸の「山中和紙」だ。幼稚園や小学校の卒業証書や成人式の証書に使われるなど