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本の棲むところ

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独立書店やブックカフェなど、本の置かれている居心地のよい空間をふらりと訪ね、ゆるりとご紹介する連載コラムです。
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#ブックカフェ

ゆったりと本が読めるお薦めのブックカフェ【7選】|本の棲むところ(番外編)

4月13日は「喫茶店の日」ということで、連載「本の棲むところ」の番外編として、ほんのひととき編集部がこれまでに訪れた都内近郊にあるお薦めのブックカフェをご紹介します。 ── No.1 ── PASSAGE bis! (神保町)フランス文学者の鹿島茂さんがプロデュースする神保町のシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」の3階にあるカフェラウンジ。 フランスから取り寄せた古書がディスプレイされたエレガントな空間で、ポルトガル菓子の専門店ドース・イスピーガのス

【地理系ブックカフェ空想地図】いざ、地理好きの集う聖地へ(世田谷区駒沢)|本の棲むところ(6)

地図の日である4月19日*、世田谷区駒沢にある地理系ブックカフェ空想地図さんを訪ねました。 東急田園都市線の駒沢大学駅から地上に出て、玉川通りを西に向かって右折、静かな住宅街をすこし歩くと左手に大きな幟とオレンジ色のタペストリーが現れます。 地理にまつわる本が読み放題店内の本棚には1200冊以上の地理に関連する書籍が並べられ、カフェを利用している間はそれらが読み放題となります。 カフェのメニューには「クリーム地〜図スパゲッティ」や「地〜図サンド」など、遊び心を感じさせる

【本で旅する Via】洞窟みたいな空間で、心ゆくまで読書を愉しむ大人の隠れ家(荻窪)|本の棲むところ(4)

荻窪駅から北西に向かって徒歩6分、読書するための居場所「本で旅する Via」さんを訪ねました。ここは旅にまつわる本が1,000冊近く揃う、いわゆるブックカフェです。 店主はもともと旅行会社に勤めていた伊藤雅崇さん。古書店で見習いを経験したのち、2022年6月にこのお店をオープンしました。 大通りから一本入った路地裏に構えていることもあって、“大人の隠れ家”と呼ぶにふさわしいシックな雰囲気です。まるで洞窟の中にいるような日常と隔絶された空間で、心ゆくまで読書に没頭することが