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本の棲むところ

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独立書店やブックカフェなど、本の置かれている居心地のよい空間をふらりと訪ね、ゆるりとご紹介する連載コラムです。
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2023年2月の記事一覧

【本で旅する Via】洞窟みたいな空間で、心ゆくまで読書を愉しむ大人の隠れ家(荻窪)|本の棲むところ(4)

荻窪駅から北西に向かって徒歩6分、読書するための居場所「本で旅する Via」さんを訪ねました。ここは旅にまつわる本が1,000冊近く揃う、いわゆるブックカフェです。 店主はもともと旅行会社に勤めていた伊藤雅崇さん。古書店で見習いを経験したのち、2022年6月にこのお店をオープンしました。 大通りから一本入った路地裏に構えていることもあって、“大人の隠れ家”と呼ぶにふさわしいシックな雰囲気です。まるで洞窟の中にいるような日常と隔絶された空間で、心ゆくまで読書に没頭することが

【葉々社】“小上がり”のある町の小さな本屋さん(梅屋敷)|本の棲むところ(3)

「小上がりのある物件を探していたら、たまたまここが見つかったんです」 どうしてこの場所にお店を構えたんですかと尋ねると、店主はそう教えてくれた。 ここは京急本線の梅屋敷駅から歩いて1分のところにある小さな本屋さん「葉々社」。駅の西側に伸びる細い商店街を右に曲がると、「本」と大きく書かれた鮮やかな緑色の暖簾が現れる。2022年4月にオープンしたばかりのいわゆる独立書店だ。 地域を支え、地域に支えられる店主は、もともと神保町にある出版社でカメラ雑誌の制作に携わってきた、ベテ