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ITパスポートの是非

( ˘⊖˘).。oO(なんか資格欲しいなぁ…すぐ取れそうなやつ)

動機不純ですが大体こんな感じ。
即落ちクソザコ国家資格とも言われるITパスポートくんですが、この度受験してきましたので色々と思うところをまとめていきましょう。

ITパスポートとは?

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

ITは私たちの社会の隅々まで深く浸透し、どのようなビジネスにおいてもITなくして成立しません。

○どのような業種・職種でも、ITと経営全般に関する総合的知識が不可欠です。
○事務系・技術系、文系・理系を問わず、ITの基礎知識を持ち合わせていなければ、企業の戦力にはなりえません。
○グローバル化、ITの高度化はますます加速し、「英語力」と共に、「IT力」を持った人材を企業は求めています。

ITパスポート試験 公式サイトより

ざっくり言うと、現代人なら誰しも持っておいた方がいい最低限のITリテラシーより、もうちょっとだけ踏み込んだ内容を問われるような試験です。
IT技術職の方々なら常識レベルの内容だと思われますが、一般の社会人からすると少々頭が痛い内容かもしれません。
とはいえ、技術的な内容だけでなく経営者や管理職の目線で求められる知識なども多く含まれており、きちんと学び身につけることで職種を問わず活かせる場面もあるのではないかと思います。

受験と結果

筆者スペック

  • アラサー未婚男性

  • 普通科高校卒 文系

  • PC利用はXP・ADSL世代

  • IT系技術職未経験

  • PC販売や修理、ネットやスマホ契約業は経験あり

  • トラブルシューティングでちょっと気持ちよくなるタイプ

  • 履歴書の資格欄がスカスカでいつも困っている

事前学習内容

  • 過去問ランダム選出で解答(クイズ感覚)

  • 過去問模試(2周ほど)

おそらく合わせてトータル5時間以内。

試験結果

そんなに余裕がなかった

1000点満点。合格ライン600点(各分野最低300点必須)

合格点には達してるので、合格…のはず。
(正式な結果通知は2ヶ月後ぐらいだそうです)

実際にやってみて

難易度

正直様々な試験と比較すれば合格率が示す通りの難易度なわけですが、結局のところは今までどんな人生歩んできたかで大きく変化するという解釈です。
自分のような緩いPCオタクならまだしも、テクノロジーに疎い純粋な文系人間にはハードル爆上がりでしょうし。
思ってたよりも難しいじゃん!ってなる人はなる。世の中の大半は多分そう。

出題について

初めて問題を見たときは「ちょっとヤバいかもしれん」と感じたのが第一印象。
前評判から手放し楽チンチンで解けるんだろうと変に舐めてた節もありましたが。

とはいえ、問われる内容については基礎中の基礎ということもあり、重要ワードを理解していれば後は流れで解ける問題がほとんど。
一部計算を求められる問題もありますが、それもキーポイントを理解してれば計算自体は中学生レベルだと思います。
でも僕は間違えた気がするので放っておいてください。

また、過去問には無い最新の内容がガンガン実装されるらしく、実際今回受けた際も「あっ、これ進研ゼミでやっ…ってない!!」と感じる部分が多々あった印象。

ただ、常識力と勘が冴え渡った4択強者なら、そっちでどうにかなってしまう問題も少しあったりする事実。
そこはどうにかした方がいいんじゃないですかね…?

試験対策

今回はテキスト読んで勉強するフェーズにすら入らなかったので意図してやってませんが、合格を目的とした対策は非常に有効でしょうし、容易だと思います。
実際よく出るワードを叩き込んでしまえば、そこから消去法で回答可能な問題もちらほら。

データーベースや2進数絡みの計算なんかは、我々文系のザコには頭が痛い問題なので、出題量的にも全捨てが有効と思われます。

あとは過去問でカバーできない最新範囲からの出題。
これは公式サイトのシラバス拾ってきて読んでおけばどうにかなるっぽいので、ある程度点数が安定してきたところで激しく推奨です。
実際後から中身見ましたが、読んだ上で該当箇所のインプットをやった方がいい。

で、この資格…いる?

正直なところ、国家資格マウントからのIパスパンチで未取得者に殴りかかる以外では、肩書きとしてのパワーは皆無に等しいと思います。
上記の試験対策で突破が容易と思われることもあり、結局のところは肩書きに加えて生きた知識を語れるかどうかでしょう。

先の通りで、学習内容自体は生きたものとして身につけられれば有意義なものであると思います。
特に経営者や管理職にならずとも、その目線を知って合わせられれば役に立つ習慣は確実にあるはずです。

今回呆気なく合格してしまったわけですが、5000円払ったことに対して無駄かどうかと言えば、自分は有意義だと思います。
こうやって話のネタにはなるわけですし、履歴書の白さもちょっとは埋まるし。
全然勉強してないから実感無いのもあるでしょうし、もうちょっと内容はちゃんと学びたいと思ってます。普通に使えますから。
学習時間も短く、受けたい時に受けれるし、費用も安いので人生におけるコストパフォーマンス的にも悪くないでしょう。

最後に

というわけで、以上ITパスポートでした。
国家資格でマウンティングをしたい方には勿論、健全に活かしたい方にも悪くない選択肢だと思うので、前評判に戸惑わされず各々が判断して受験されるのが良いと思います。
結局のところは、この大したことない肩書きをどう使えるように磨けるかそれ次第なので、私もちゃんとアンテナ張って生きていこうと思います。
VRもメタバースもeスポーツも全部ビジネスマンが殺した死産だったというのが、最近のマイトレンドです。

以上。


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