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【10分で解説】超一流の雑談力

【10分で解説】超一流の雑談力


■はじめに


この本は、雑談力を向上させるテクニックが書かれている本です。
さて、みなさんは雑談と聞いてどのようなイメージを持たれたでしょうか。
雑談と言うくらいですから、いわゆる無駄話なわけですが、無駄といいながら自分の人生にとっては決して無駄ではないのです。
むしろ、この雑談力を身につけることで、自分の人生を大きく変える可能性があると筆者は主張しています。


■雑談によってその場の空気が変わる


ちょっと簡単なイメージをしてみてください。
例えば、みなさんがエレベータで誰かと乗り合わせた時、自然に「何階ですか?」と声をかけたとします。たったこれだけですが、その場の空気って、ほんの少しだけポジティブなものに変わると思いませんか?思いやりの空気というか、嫌な感じはしませんよね。
他には、例えばお菓子などのお土産を買う際に、お店の人に「ここのじゃないとみんなが文句を言うんですよね笑」なんて言えば、その時の空気は、ほら、なんか少し微笑ましい感じになりますよね?
これらは雑談というほどのことではないかもしれませんが、このように人とのコミュニケーションを少し意識すると、自分の周りに幸せな空気が流れるようになるのです。
今はとても身近で簡単な例を挙げましたが、これをもっともっと広くビジネスでもプライベートでも使えるようになれば、自分だけでなく、周りにいる人たちにもポジティブな影響を与え、そこから人脈が広がり、自分の人生も大きく変わるのです。そう考えると、雑談力について興味が湧いてきませんか。


■雑談のテクニック①会話の始め方


では早速、本書に書かれている雑談力向上のテクニックを見ていきましょう。
本書では、雑談のテクニックを、会話の始め方、話題の選び方、話の聞き方、と大きく3つのステップで解説しています。
まずは会話の始め方ですが、人の評価は開始1分で決まります。いわゆる第一印象ですね。
このたった開始1分の第一印象が、その後その人に対するおおむねの評価となることが多くの研究からわかっています。
会話の始め方がいかに重要かわかりますよね。
その第一印象をよくするために、適度な自己開示から雑談を始めるのがよいと、本書では解説しています。
自己開示、つまり自分とはこういう人間だと知ってもらうことですが、決して自慢話をしてはいけません。ついつい、自分を信用してもらおうとするあまり、これまでの成功や実績を得意げに話してしまいそうですが、当然それでは相手を嫌な気持ちにさせてしまいますよね。なんだこいつと思われて終了です。
どのくらいの自己開示がいいかというと、程よい失敗談です。
本書で出てくる例にはこんなものがありました。「学生の頃はサッカー部でやせていたんですけど、今はこのとおりだいぶウェイトアップしてまして・・笑」。このように何気ないひとことで、相手を安心させ、話しかけやすい雰囲気が作れるのです。
そんなことで自分がどんな人間かが伝わるか不安だと思いませんでしたか?それでいいんです。話の中身で自分をアピールするのではなく、空気の作り方でアピールする感じです。
ただし失敗の程度を間違えないでください。本当の大失敗をここで伝えてしまったら、この人大丈夫か?と思われてしまうので注意してください。
当然ですが、身だしなみや笑顔などの外見も当然第一印象として相手に伝わりますから、それらはキチンと意識した上で、会話の出だしでこんな和やかな空気を作れたら、雑談の始め方としては成功です。


■雑談のテクニック②話題の選び方


では、このように会話にスムーズに入れたとして、次に困るのは何を話題に話をすればいいのか、ですよね。
相手がどんな話題なら乗ってくるのかというのを探らなければなりません。相手が乗ってくるのは、その人にとって興味のある話です。主婦を相手に株価の話をしても多くの場合、会話は続かないでしょうし、会社の経営層を相手に最新ファッションの動向なんかの話では盛り上がらない場合が多いと思います。
興味の探り方にはテクニックがあります。
本書で出てきた例ですが、雑談の中で相手が「週末家族で釣りに出かけた」ということがわかったとします。それに対して、みなさんはどのようなレスポンスをするでしょうか。単純に「釣りはお好きなんですか?」と返すのも、もちろん間違いではありませんが、それだけでなく、家族にフォーカスを当てて会話を続けることもできるし、週末の過ごし方にフォーカスを当てて会話を続けることもできるのです。これがテクニックです。
相手がどれに乗ってくるかはわかりません。ですから、相手からの情報を細分化して、いろんな部分にフォーカスできる視野を持つことが相手の興味を探る上で必要なスキルになります。


■雑談のテクニック③話の聞き方


そして、雑談は必ず自分が3、相手が7、話すように意識してください。
そうです、雑談力でもっとも大事なのは相手に話をさせることなのです。ついつい知ってる分野だとずっと自分ばかり話してしまいがちですが、それはNGです。相手は全く盛り上がっていません。
なので、相手が気持ち良くなるような話題選びができたら、次はそれにたいして上手に質問をするようにしてください。
ポイントは、相手に負担のない質問をすることです。
「なぜ中国の経済は勢いを増しているのでしょうか」なんて相手の人となりがまだハッキリしていない段階の雑談では内容が重すぎです。なぜ?という質問は、相手に考えさせるので、会話を止めてしまうことが多いのです。
例えば、先程の週末家族で釣りに出かけた話であれば、「バリバリ仕事をされてますが、週末はご家族との時間を取るようにされてるんですか?」といった具合に、単に事実を答えればいいような質問をするほうが会話は続きます。
それに加えて相手が話している時のリアクションも重要です。きちんと相手を見てうなずくといった基本的なことはやってください。日本人にはこれができていない人がとても多いそうなので、頭でわかっているだけでなく実行するよう心がける必要があります。


■雑談によって人生を変える


さて、ここまで会話の始め方、話題の選び方、話の聞き方のポイントをざっくり説明してきました。
空気づくりのための軽い失敗談、相手にとって興味のある話題を探る、話題が決まったら話を聞くことを意識して質問をする。
まずは基本となるこれらを意識してみてください。
そして、雑談のテクニックの話からは逸れますが、本書でとても印象に残っているのが、私たち日本人がテストでいい点数を取ろうと努力するように、イギリス人は話術を磨くという話です。それほどコミュニケーション力を大事にしていて、話を盛り上げる人が高い評価を得る文化なのだそうです。
イギリス人に限らずかもしれませんが、確かに、外国の人たちは食事中なども会話そのものを日本人よりも楽しんでいるように見えますよね。実際、1日の中で雑談する時間はアメリカ人と日本人では倍くらい違うそうです。
なぜそこまで雑談をするのでしょう。
それは雑談はその人に対する興味であり思いやりだからです。
私もそうですが、日本人は思いやりはあっても、思っていることを口にしない人が多いので、せっかくの気持ちが相手に伝わらずコミュニケーションがぎくしゃくしていることが多いのです。
何気ない日常から雑談を意識的にするようにしてみましょう。きっと自分の周りが幸せな雰囲気に包まれ、人生そのものが少しづついい方向に向かうかもしれませんよね。

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