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「クイーンズ・ギャンビット」を最後まで観た日。

Netflixのオリジナルドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のエピソード7「エンドゲーム」をついに観てしまった。
エピソード6で観るのを止めていたのだが、とうとう観てしまったのだった。
猛烈に感動した。
もともと私はウォルター・テヴィスの大大大大ファン。
新潮文庫から小澤身和子氏の訳で原作が発売された時に
「おお、久しぶりのテヴィス新刊!
そうかドラマ化のおかげで翻訳されたのか。
Netflixありがとう!」
と購入。
直ぐに読んで3回泣いた。
そのあと立て続けに2回再読し、同じシーンで3回ずつ泣いた。
泣きすぎだ。
「何これ!超のつく名作じゃないですか!テヴィスの最高傑作でしょう!
Netflix様、ドラマ化してくださり誠にありがとうございました!」
「クイーンズ・ギャンビット」は国書刊行会からでた若島正氏編のチェス小説アンソロジー「モーフィー時計の午前零時」の解説でちょこっと紹介されていて、その時は
「ずっと訳されてないのだから大したことない作品なのかもな…」
と思ったが、それは大きな間違いであった。
とんでもない間違いであったのだ!
そのあとドラマも素晴らしいという感想を複数の人から聞き視聴を始めたのだが、観終わったら
「私の『クイーンズ・ギャンビット』が終わってしまう…」
と思うと寂しくて最後まで観れなかったのだ。
今、自宅の本棚には原作の新潮文庫が3冊ある。
会社にも一冊。
これは「イザという時に誰かに貸す用」だ。
こんな名作は滅多にありません!

3回泣いた「クイーンズ・ギャンビット」の原作がこれだ。

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