興奮が醒め切らなくて、何か文章に残してみたいと思った。こんな経験は今までに初めてかもしれない。(副題:「星野源のオールナイトニッポン」星野源ソロ活動10周年記念スペシャルを聴いて)

 今この記事を書き始めた時点でもう深夜の3時半なんですけど、なんか星野源さんのANNを聴いていて、こんなに頭の中が冴え切って眠れなくって感想を書いて誰かと共有してみたくなったんです。それが今です。まぁ正確には聴いたというよりは見たのですが、今回の放送で偶然YouTubeライブで配信を行っていたので、ずっと見ながらけらけらしてたんです。はい。

 というよりも、実は深夜1時になる前まではFANZAの新作のサンプル映像で抜いてもう寝るってつもりだったんですよね。そんなときに偶然YouTubeを見ていたら、星野源さんのANNがYouTubeライブで同時配信をやるということで。いてもたってもいられなくなって、ずっと配信を見入っていました。ちょうど乃木坂46のオールナイトニッポンがニッポン放送のスタジオではないところからのリモート放送に切り替えたことでSHOWROOMの配信が不可能になり、映像配信の放送を見られる機会が減っていたことでそういう機会に飢えていたのもあるんでしょうね。
 僕自身、「星野源のオールナイトニッポン」(以下、「星野源のANN」とか「星野源ANN」とか略して表記したい)は放送開始当初の2016年4月からずっと聴き続けていた番組で、それまで裏のJUNKの枠で放送されている深夜の馬鹿力を聴いていたのを、わざわざ星野源さんのANNにシフトするほどでした。それくらい、僕は「星野源さんのANNが始まる!」ということのすごい話題性に注目していたのです。前任者であったウーマンラッシュアワーの村本さんには本当に申し訳ないのですが、それだけ僕は星野源さんのANNに期待するものがありました。(※注:「JUNK」とはTBSラジオで月曜から土曜に「オールナイトニッポン」の裏である深夜1時~3時の時間帯で放送されているラジオ番組。星野源ANNの真裏であった月曜日(※星野源のANNの放送開始から1年間は火曜深夜ではなく月曜深夜に放送)は前身の「UP'S」時代から長らく、深夜ラジオのレギュラーを30年以上にわたって続け「深夜ラジオの帝王」との異名を持つ伊集院光がパーソナリティを担当する「伊集院光 深夜の馬鹿力」が現在に至るまで放送されており、その放送期間は今年の10月で実に丸25年を迎えることとなる。)星野源さんのANNが火曜深夜に移ることが発表されたときは、「帝王の裏が今回も1年で代わるのか……」と複雑な心境でしたが、よくよく考えると深夜の馬鹿力と星野源のANNが(放送日が被らなくなるため)両方ともリアルタイムで聴けるようになるわけで、心の切り替えもわりかし早かったのをよく覚えています。(星野源のANN月曜1部最後の週の1週前に、深夜の馬鹿力のカルタ合戦で番組新記録となるデビューから6連勝を記録したみんなの黒歴史カルタが消滅がかかっている回であり、源さんのANNそっちのけでカルタのコーナーの時間だけ馬鹿力を聴いて「みんなの黒歴史カルタ存続良かった!」と胸を撫で下ろしたのも、今となってはいい思い出です)

 さて、予想以上に話が脱線してしまったのでここで本題に戻りますが、今回のソロ活動10周年スペシャルでは銀シャリの橋本さんを迎えて放送されていました。ライブ映像を見ていると源さんの他に「おや、誰かいるぞ?」と思ったものですが、それが橋本さんだったんですね。
 前半は主にメールを読みながら進行していましたが、源さんがリスナーのメールに対して色々と相槌を打ちながら、淡々とメールを読んでいくのを見て、さすが4年やっているだけあって違うなぁと感心したものです。CM中にはフィラーが流れるのですが、その時にはスタジオの様子だけではなく番組のブース全体がヒキで映るようになって、放送中に使われている器材も見られるようになっていました。CM入りとか曲とか時報とかの時間を管理するモニター(あれ正式な名称なんて言うんだろう?)なんかはLINE LIVEでANN0の配信があった時代でもなかなか見られたものではなく、沈黙の金曜日の観覧でスタジオ見学が自分の順番回ってきた時ぐらいにしかお目にかかれなかったので、なかなかレアなものを見れたなぁって思います。

 2時台の最初に行われたコーナー「星野ブロードウェイ」は、今回は星野源さんの楽曲をもとにリスナーが発案したアイデアを基に、脚本を構成作家の寺坂さんが担当して劇がスタート。星野源さんが電車のお客さん役、寺坂さんが車掌!という役回りで、他は誰が出演するんだ?(ちょうどブースに4人ほど座っていたので)と楽しみにしながら待っていると開幕。
 電車を寝過ごしてしまい終点の湘南台……で降りられない!やらかした!というところから始まり、この電車はどこに行くのか?と源さんが聞くと、車掌は「自分にも行先はわからない」と言う。ってか、源さんが「車掌って列車の後ろで色々指揮取ったりアナウンスとか取る仕事でこうやって客と雑談する人じゃないでしょ」とか指摘していたけど、実際車掌さんってどんな仕事してるんでしょう。列車を運転するのは……それは運転手の仕事か。ってかこの列車って運転手はいるのか?見渡す限り客一人と車掌一人しか見えないけど。とりあえず少なくとも窓の外見てるだけの車掌って無能っぽく見えますけどどうなんでしょうね。
 地獄では野上ゾンビや人食いグマと対決……って源さんのセリフがwwwwww「最初出会ったとき体重が117キロで、ダイエットして92キロになったんだ!」とか絶対ウケ狙ってただろ!(爆笑)そして「今は何キロになった?」という質問に「今の体重は122キロだ!」とリバウンドしたって答えが帰ってきたのは笑ったよね。
 んでなんやかんやあって地獄から天国まで行くんですが、天国にはヒカエルという名の天使(石井ちゃんwwww)がいて、神様からの謎のお告げらしきもの(何故流暢な英語?)を天使のヒカエルが通訳するという感じで、気が付いたら電車は元の湘南台に戻っていました。そんなこんなであの神様は誰だったんだろう?という疑問だけが残ったまま閉幕を迎えます。
 そして、全リスナーが驚愕した(大袈裟)あの神様の正体とはなんとニッポン放送の檜原社長!どうやら留学の経験もあるらしいということで、それで英語の発音が流暢だったんですね。てかニッポン放送の社長が女性なことに驚きました。

 イントロくそやべぇのコーナーも久々の復活!今回は星野源さんの曲のイントロというお題が付いていましたが、例のブロードウェイが色々と押してしまったので時間がなくて橋本さんの1曲だけ、ということでFamily Songが流されました。
 番組も終盤に近づき、そろそろエンディングという雰囲気が近づく中、源さんがギターを持って登場するではありませんか。久しぶりに弾き語りが聴けるというのは本当に熱い展開でした。歌った曲はアルバム「ばかのうた」から「くせのうた」。曲自体もそうですが、放送が終わりかけのエンディング間際という時間帯に源さんの生歌聴くと本当に心に刺さりますね。

 弾き語りが終わって最後のCMが明けると、スポンサーの提供読みからエンディングへ。いつも通りFriend Shipが流れると、「今週ももう終わりなのか……」と惜しい気持ちになります。番組の序盤は「まだあと1時間半も聴くのか……」と退屈だったものが、「2時だ!あと1時間しかないのか」「あと30分でこの楽しい時間が終わる」などと気持ちが変わっていき、エンディングに入った頃には「もうあと10分、20分ぐらい聴いていたい気分、2時間で終わるなんてもったいない」なんて気持ちにさせてくれます。いつもはその後に、ラッパーとヒップホッパーという異例のタッグであるCreepy NutsのANN0なり、元ニッポン放送アナウンサー五戸美樹さんが火曜の担当である走れ歌謡曲なりになだれ込んだりするんですが、今週はいつもにましてもっと源さんの声を聴いていたい!という気分でした。
 そうこうしているとまさかのアフタートーク突入。このへんでこの記事を書いている人が燃え尽きてしまったので内容はざっぱにしますが、メールを読んでいる中で源さんが考えていることが色々と見えて興味深い内容が多かったように思います。銀シャリの橋本さんもアフタートークまで付き合って頂いて本当にありがとうございました。いい人だったと思います(感想雑だなオイ)

 今回の放送は、番組公式のYouTubeチャンネルで放送から1週間はまるまる2時間そのまま、1週間経過した後は特別編集版がアーカイブで見られるので、興味を持った方はぜひ番組公式のチャンネルをチェックしてみてください。


 余談ですが、星野源のFriend Shipって曲、最後の終わりの部分が無限にループしている関係から、いつから曲をかけ始めたとしても放送の残り時間に合わせて柔軟に対応できるのは本当にいいですね。ラジオ番組のエンディングテーマとしてはかなり有能な部類だと思います。惜しむらくは一部の放送局で独自のCMが入れられるため、曲が終わり切るまで聴けないのが心残りですが、「全国36局でネットされれば、それで十分」と考えるかは、「いや、全部のネット局で最後までエンディング曲流せ」と考えるかは、他のリスナーの人の考え方を聞いてからまとめてみた方がいいかもしれないと思っているので、今のところは結論を保留にしようと思います。

正直この欄の使い方がよくわかってない