しがないポケカプレイヤーの思うババロコ殿堂環境のおはなし

 オープニングの挨拶文がなんか思いつかないけどまぁ始めるわ。こんばんは。

 さて、note上では以前から告知されていたように、日付が変わって今日の午前1:00からメンメナンスによりサイト内の全ての機能が封鎖されます。当然、その間に新しい記事の投稿ができなくなるので、連続更新がかかっているのであれば午前1時が投稿のノルマということになります。


 そんなわけで、午前1時までの1時間ちょいで書ける内容といえば何だ?ということで、今回はぼくの思う「最近のロコ殿環境のトレンドって何だ?」というのを書いていくことにします。

ポイント改正から読んだ環境の変化

 このツイートで告知されているように、昨年12月の第20回大会の後、大会で使われる殿堂ポイントの改正が発表されました。

 旧環境において問題となっていたのが、レスキューキャリー+アンノーンのコンボで走ったりする「1ターンで盤面を壊滅させるワンショットコンボ系のデッキタイプ」の存在。改正された新しいポイントでは、ワンショット系のデッキパーツの規制を重きに置いて、従来の環境で存在していた即死系のコンボが成立できない、もしくはできても困難なようにポイントが付けられています。

・ジバコイル(特性「ダブルブレイン」)
 特性の効果で自分の番にサポートを複数枚使えるようにすることで、探究者を何度も使い回すコンボデッキ成立の助けに。
 マチスのポイントが厳しく規制された中、抜け道となる手段が成立してしまっていたので、ポイント規制。

・ゲンガー&ミミッキュGX(ワザ「ホラーハウスGX」)
・ゴニョニョ(ワザ「ごうきゅう」)
 ゲンミミのホラーハウスは1ターンの間、手札からカードを出して使えなくなるという効果で、相手の動きを止めながら必要パーツを揃えていくタイプのワンショットコンボが横行しました。ゴニョニョのごうきゅうはGX権を使わなくていい代わりに、使えなくするのかトレーナーズだけと、範囲が狭まっています。
 ごうきゅうは後攻1ターン目にしか使えないワザですが、後攻1ターン目にホラーハウスやごうきゅうを打てば相手がまともに動けなくなるため十分に強く、相手を止めながら即死コンボを組み立てるデッキがいるのは厳しかったので、ポイント規制。

退化スプレー
 回収ネットという、下環境においては強力なカードにポイントが付けられていたことから、使い道の限られる退化スプレーの存在は見過ごされおり、ヤバい使い道が発見されなかったことから、第3回でいったんポイント規制が解除されていました。
 しかし、環境が進んで「破れた時空」と「うらこうさく」インテレオンを組み合わせたコンボデッキが発見される流れの中で、「破れた時空と何かを組み合わせるコンボにおいて、回収ネットと退化スプレーが実は同義」ということが判明してしまったため、再びポイント規制。

 この変更の中で、騒動(?)の渦中にあったレスキューキャリーについては、「キャリーで引く動きが悪いのか、引いてから何かする動きが悪いのかもう少し様子を見ていく」という観点から、当面は規制はかけないということになりました。そのため、キャリーアンノーンで走るタイプのコンボは、(それまで成立していた理不尽なワンショットの多くが成立しにくくなったとはいえ)引き続き警戒していく必要がありました。

 また、ワンショット系の規制強化と同じくして、もうひとつ注目されたのが、「コスモパワー」ネンドールの規制緩和。
 元々「ネンドール以外の他のカードと組み合わせた時にデッキパワーが飛躍的に上がりすぎてしまう」という点から、一度ポイント1に緩和したものを2に規制強化していたものが、再び1に戻されました。これを踏まえて、「ネンドールがポイント減らされたので、次の大会ではコスモパワーをエンジンにするデッキが数を増やすだろう」と予想していました。

 1月の大会前の段階でぼくが予想していたのが、

・ポイントの規制が強化されるので、ワンショット系のデッキが数を減らす
・ネンドールの規制が緩くなったので、ネンドールをエンジンに展開する系のデッキが増える
・ハンデス系統も一部ポイントが減らされたのでハンデス持ち込む人もいるだろうと考えたが、前述の通りネンドールも増えるのであれば、ネンドールにハンデス対策されることから、上位には上がってこないだろうと読み

 というあたりの予想で、あとは新弾のジムバトル環境を見た感じアルセウスVSTARが他の新弾のカードと比べて飛び抜けて強いということがわかっていたので、アルセウスに闘で弱点を突ける上に、増えてくるであろうネンドールで展開するギミックに対してキョダイレンゲキでコンセプト崩壊させられるれんげきウーラオスのデッキを、第一候補にかんがえていました。

スターバースが強すぎた、エンペルトが強すぎた、という誤算。

 まあ、結局当日ぼくは色々あって大会には出なかったのですが、後から流れてきた大会のレポートを見て、驚くべき事実が判明します。

なんとあの厳しいポイントの中でも、先1で全ハンデスできるタイプのデッキが成立してしまっていたのです。

 詳しい内容はTwitterででも探してもらうとして、やみのいしの効果で即進化したムウマージの「ふしぎなことづけ」を何度も使って相手のサイドを減らしたところで、リセットスタンプとエンペルトLV.Xの「しじょうめいれい」を使って、相手の使えるカードを0枚にしていきます。
 手札を0枚にした後はザクザクピッケルで解決札を引かせないようにした上で、相手のサイドが減るほど打点の伸びる、バイウールーVの「リベンジバースト」で相手をなぎ倒して勝利していくというコンセプトです。

 また、かつてのエクストラで一大勢力を築いていた、ミロカロスの特性でオロヨノにエネ加速してナイトウォッチャーでハンデスしながら殴っていくデッキも、アルセウスVSTARの「スターバース」と組み合わせることで大幅に成功率が上がっており、必要なパーツを薄くしたとしても、アルセウスVSTARの特性の効果で持ってこれるため、コンボが成立しやすくなってしまった、という問題点が出てきました。

 これを踏まえた上で、「今のババロコ殿堂環境で勝つにはどんなデッキが必要か?」というと、「先1・先2くらいから全ハンデスしていく理不尽なデッキに、いかに対抗していけるか」という点が重要になってくるのかな?と思ってます。また、エクストラで禁止されているので目立たないですが、HANDやDAMAGEなどの特殊勝利コンボも侮れない存在になってくると思いますし、「ひょっとしたらスターバースからパーツ揃えてHANDするようなデッキも出てくるのでは?」なんて思ってます。ぼくはさすがに組めないのでメタる方に回りますが。


 さて、次の大会はもう3日後!の2月17日と迫っています。ぼくは今回はこのデッキかな?ってのをパーツを揃えてこれから回す感じで、ここに書いたことの答え合わせができればいいな〜って思います。担ぬ作の貸出デッキも「思いついたら新作追加する」らしいので、どんな構築が新しく出てくるか楽しみですね。

 次こそは偶数なってくれ!おしまい。

正直この欄の使い方がよくわかってない