今回の投稿記事でnoteへの通算投稿数が500になりました。いつもありがとうございます。+昨日のLOS Weekly大会結果を振り返る
タイトルの前半部分はまぁいいとして、今回の記事では昨日行われたLOS Weeklyの23回目の大会の結果を振り返っていこうと思います。
↑大会の結果よく見てなかったよ!とか途中で寝ちゃって追い付けなかったよ!って人はこのURLから飛んで結果を確認しておいてください。
■まずは決勝トーナメントの結果を振り返ろう。
先日のLOS Majorでの活躍の影響から使用者の増えたカビゴンLOに対して、グッズロックの恩恵により有利に戦えるモクナシラフレシアが、環境の変化を読み切った形で決勝トーナメントに2名の進出を果たしました。特に、3位抜けしたゴリランダー軸の使用者は予選突破がかかった最終戦で見事カビゴンLOを降しての決勝トーナメント進出。これはもう、環境の変化を見事に読み切った快挙と言えるでしょう。優勝も、ラフレシア軸に重きを置いたモクナシが優勝という結果になったあたり、「海外Expandedのvivid voltage環境はモクナシラフレシアを中心として回っていった」といっても過言ではない環境になっている様子が見えます。
■「予想外」だった準優勝、ムゲンダイナが大躍進。
それよりも驚いたのは、何よりもムゲンダイナの躍進でしょう。
初戦を落としたものの、ガブギラやピカゼクなど海外の環境でトップを走っているデッキを次々となぎ倒して予選突破、決勝トーナメントでは初戦で相性有利のドラパルトであったことに助けられると、準決勝のガブギラ相手に1戦落としたものの薄氷の勝利、決勝のモクナシラフレシア相手には海外特有の大会ルールの関係でフヨウがまだ未解禁であったこともあり、高速で立てられたジュナイパー相手に歯が立たずに力尽きましたが、それでも準優勝という成績を残しています。
準優勝のムゲンダイナのデッキがこちら。
ムゲンダイナだけでなく、ダークライGXがデッドエンドを打てる構築になっているのが強く、ザマゼンタVを立てられてもダークライで突破できる点は魅力的な点でしょうか。欲を言えば特性「やみのころも」のダークライEXがいれば、かるいしが無くても逃げエネ0のポケモンを作れるし、モクナシラフレシアのジュナイパーを突破できうる手段にもなっていたのですが、このへんはまぁ上手いプレイヤーが色々とデッキを調整してくることに期待していきたいです(丸投げ)。また、カビゴンにクロバットV捕獲されたとしても最悪悪エネ2枚で殴れるので、とおせんぼロックに対して抵抗手段があるというのは悪デッキ特有の強みになると思います。
他のムゲンダイナの使用者2人は1-3、0-4と厳しい結果に終わっていたことを考えると、強いプレイヤーが強い構築を使って出たことでこのような結果を残したことは容易に想像がつきます。ムゲンダイナが不利な連撃ウーラオスが新弾で登場してくることから、今後の大会でのシェアが読めないのですが、これからは古参組のゲコゾロやゾロアーク共々、悪デッキの派閥としては見過ごせないような存在になるかもしれませんね。
■予選を沸かせたデッキは。
ただ、予選のラウンドで話題の中心になったのが、特性「とおせんぼ」による逃げロックをメインとしたカビゴンLOであったことは間違いないと思います。
一部で「デデンネ捕獲キット」という愛称も付けられ、先日のLOS Majorでは決勝トーナメントの8強の片側の山を独占するほどの活躍を見せたこのデッキは、全参加者151人のうち、実にシェア数最多となる23人の使用者を数えています。(半数近くの出場者はカエンジシが入った構築だったので内部で別のデッキとして処理されたようですが、カエンジシ型として扱われた参加者も含めて全員のデッキにカビゴンが入っていたので、本質的なコンセプトとしては変わっていないと思います)
話題性を見事にかっさらっていったカビゴンLOでしたが、意外にも決勝トーナメントに残る者はいませんでした。最終戦まで決勝トーナメント進出の可能性を残す者はいたものの、相性的に不利なモクナシゴリラを踏んでしまい敗れ去るという不運も影響していたと思います。今大会では1敗以内の人数が6人に収まったこともあり、予選通過の人数が8人のところ9位に10位で予選落ちという惜しい成績。ベスト16にまで広げれば3人の使用者がいたので、もし予選抜けの枠が16人だったら……とも思います。また、7回戦まで全勝だったレシリザに最終戦で土を付けて滑り込みで予選突破を決めたドラパルトは7勝1敗で最終的なオポネントが0.566程度と、もし最終戦落としていればオポネントの関係で予選突破が厳しかったことを考えると、もし最終戦の結果が少しでもずれていたら……というのは惜しまれる限りでした。
苦戦していた原因にはモクナシなどのLOが苦手としているデッキの増加(ゴリラ軸とラフレシア軸を合わせたシェア率が、LOS Majorでは4%近くに留まっていたのに対し、今回のWeeklyでは10%近くまで跳ね上がりました)や、単純に使用者が増えたことでLOの使用者側にもLOに不慣れなプレイヤーが多かった可能性というのも想像できます。もちろん、上手いプレイヤーでは上位に上がってくる使用者も多かったのですが、使用者23人のうち半数近い12人は負け越しだったということが、LOというデッキの使い方の難しさを物語っているとも思います。
来週のWeeklyは久々にスタンダードでの開催。エクストラよりも環境がずっと読みづらい今のスタンダードはどんなデッキが上がってくるのでしょうか。クラハンを投げ合うだけの運ゲー環境にだけはならないことを心から祈ります。
正直この欄の使い方がよくわかってない