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まだまだ現役!スタン落ち・Bマークのエクストラ有用カード10選

 どんぶらこ、どんぶらこ、ぱっか~ん。
 こんばんは、本気のグドラ使いともうすものです。

 さて、先日海外のTPCiからスタンダードレギュレーションの変更が告知され、拡張パック「TEAM UP」(日本でいう「ダークオーダー」から「タッグボルト」までのシリーズを纏めたパック)より前のカードがスタンダードレギュレーションで使用できなくなることが発表されました。

 新しいスタンダードが適用されるのは8月28日からで、この日をもって「TEAM UP」よりも前のカードがスタンダードレギュレーションから姿を消すことになります。日本の公式においては、使用可能なカードの変更についてはまだアナウンスされていませんが、海外で発表があったことから追随して発表がなされる可能性も高いため、日本のプレイヤーもレギュ落ちを意識して動いていくべきであるように思います。
 ただ、海外のローテ落ちをそのまま日本にも適用するとなると、同じBマークのカードでも使用できるカードと使用できないカードが混在し、問題が煩雑になりうることが予想されるため、日本の公式においては「スタンダードはシーズン更新によってBマークのカードが使用できなくなる」ことが予想されます。

 しかし、昔のカードが使用できるエクストラレギュレーションにおいては、このようなレギュレーション落ちでスタンダードで使用できなくなるカードであっても、変わらずに使用することができます。本記事では、そんなエクストラレギュレーションで優秀な「Bマーク」のカードを紹介していきたいと思います。

トラッシュの好きなカードを3枚回収!ヤレユータン(SM5S)

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 何よりトラッシュから好きなカードを3枚山札に戻せる「リソースマネジメント」が強力。エクストラではワザ「ジャンクハント」のヤミラミなどのコントロール系統のデッキの根幹となるカードが多く存在し、トラッシュから色々なカードを拾いながら状況に応じて多様なカードで阻害していくという戦術が取れる。上記のヤミラミと組むもよし、ヤミラミを入れずにヤレユータン単独でコントロールする場合はエネルギーの色拘束がなくなるため、後述する相手のバトルポケモンのエネルギーを全破壊するGXワザを持ったフリーザーや、上の技「たがやす」でトラッシュのカードを回収するドリュウズなど様々な相方と組ませることができる。

邪魔なカードをロストしろ!キリンリキ(SM8)

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 「ロストおくり」が強く、相手のトラッシュの好きなカードを2枚問答無用でロストゾーンに送ることができる。上のヤレユータンのようなコントロール系統のデッキ同士が対面した場合、リソースマネジメントやジャンクハントの打ち合いが続くと、ジュジュハチのケアが継続できるかぎりは永遠に対戦が終わらなくなる(8/23補足:先日のレギュレーション改訂により、9月1日よりスタンダードレギュレーションでジュジュベ&ハチクマンが使用禁止カードに指定されることが発表されましたが、エクストラでは禁止されておらず、今まで通り使用することができます)が、ロストおくりを使うことで盤面から相手の有用そうなパーツをゲームから消すことができるため、ミラーの場合はロストおくりを上手に使っていくことが勝敗の鍵を握る。特殊エネならザオボーでロスト、基本エネであってもクラッシュハンマーやフレア団のしたっぱなどのカードでトラッシュを経由してからロストおくりでロストゾーンに飛ばすことで、相手のエネが枯れてワザを使えない事態に陥らせることができる。

 まずは恐らくBマークの連中の中で一番の出世株であろうこの2枚を紹介しました。つづいては地味な存在ですが環境を最前線で支配するあのデッキを影から支える2枚の紹介です。

軽石インベイジョンで差をつけろ!ネクロズマ あかつきのつばさGX(SM5M)

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 特性「インベイジョン」を活かして、オロヨノにおけるソーナンスのロックを解除するという強力な役割を持つ。
 エクストラにおけるオロヨノは非常に展開力が速いデッキのひとつであり、先1でバトルコンプレッサーやシェイミEXなどの助けを借りつつオロヨノやヒンバスを展開しながらソーナンスを置いて特性ロック、先2でミロカロスのエナジーグレイスからオロヨノを展開してエリートトレーナー+ナイトウォッチャーで相手の手札を1枚にして、相手の展開が間に合わないうちに縛り切って勝つデッキである。主力のソーナンスはバトル場にいる間だけ超タイプ以外のポケモンすべての特性がなくなるという強力な特性「がまんのかべ」を持っており、序盤の展開はこれを利用して相手のポケモンの特性を止めて展開を阻害していくというコンセプトである。
 しかし、ソーナンスがバトル場にいる間は自分のポケモンも特性を使えないという難点があり、この欠点をインベイジョンでカバーするのが主な役割。暁ネクロズマは超タイプであるためがまんのかべに封殺されることなく特性を使うことができる。また、エクストラにはポケモンのにげるエネルギーを全て無くすかるいしという道具があるため、かるいしを付けることでどのポケモンを前に出すこともできるようになる。

特性で相手の攻撃から身を守れ!ヒンバス(SM6a)

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 技は非力だが、強力なミロカロスの進化前のカードとしてオロヨノのデッキパワーを支える1枚。エクストラにおけるオロヨノのデッキパワーは、ミロカロスの特性「エナジーグレイス」による高速度のエネ加速によって成り立っており、エナジーグレイスで相手にサイドを与えることでエリートトレーナーの使用条件を満たせるようになり、ナイトウォッチャーのハンデスによる妨害をうまく決められるようになる。そのミロカロスの進化前としてベンチにいるときにワザのダメージを防げる特性「もぐる」を持つこのヒンバスが最も優秀であり、オロヨノのデッキパワーの強さを陰ながら支えている。

 ヒンバスはただの進化前という地味な存在ですが、一般的なオロヨノで採用されるのはこのシリーズのヒンバスのみであるため、特筆性ありとして紹介しました。続いてはあのシュープリームで一躍人気を集めたこのカードの紹介です。

速攻戦で大量エネ加速!マルマインGX(SM6b)

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 特性「エネエネボンバー」で場のポケモンにエネルギーを加速していくのが大きな役割である。エネエネボンバーはトラッシュから5枚のエネルギーをポケモンに加速できるが、オロヨノの相方として多く使われるミロカロスとの違いは「付けられるエネルギーの枚数が多い」「特殊エネルギーを選べる」「ポケモンGXに付けられない」「GXなので相手にサイドを2枚取られる」「エネの付け方を分散させられる」という差別点がある。また、ポケモンEX・GXは選べないといっても、剣盾シリーズで登場したポケモンVに対しては使用が制限されておらず、今後のポケモンVの登場次第ではこのカードが大きく化けることが期待できる。エネエネボンバーの利点である5枚まで加速できるという点を最も活かせるのがシュープリームGXで、特性「はじまりのきおく」を持ったミュウにカウンターエネルギーなどを駆使してエネエネボンバーでエネを加速していくことで、早ければ2ターン目という非常に早い段階でエネ16枚を揃えてGX技の追加効果を発動することが可能である。リスクも大きいがはまればかなり強力。

 上の方のパートでコントロール系のデッキに有用なカードを紹介していきましたが、まだまだコントロール系統で有用なパーツは数多く存在します。

相手のエネルギーを全破壊!フリーザーGX(SM6b)

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 GXワザ「コールドクラッシュ」を使うと相手のバトルポケモンのエネルギーをすべて破壊することができるため非常に強力。ヤミラミと組むにはブレンドエネもユニットエネもどちらも色共有できていないため厳しいが、上述したリソースマネジメントのヤレユータンとのシナジーは優秀で、リソースマネジメントで盤面をコントロールしながら、エネを壊しきれなくなったら場に出てきてコールドクラッシュを使うという運用が非常に有能。構築段階でブルーの探索を入れないなら採用を考えるべき1枚である。また、なかなか無いケースだがカスミ&カンナを追加効果ありで使用することで1度使ったGX技を再度使うことも可能。

好きなカードを3枚サーチ!ダイゴの決断(SM7)

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 使うと自分の番が終わってしまうが、山札から制約なしで好きなカードを3枚持ってくることができるという破格のサーチ性能を持つ。Nやマリィで流される可能性があるなどリスクも大きいが、基本的に序盤でワザを使うことの少ないコントロール系統のデッキにおいては、実質的にノーリスクで序盤の展開を支えることができるためかなり心強い。また、ミミッキュのワザ「なりすます」でこのカードをトラッシュして使うことで、強制的に自分の番が終わるデメリットを踏み倒すという使い方もある。

 ここまでで7枚のカードを紹介していきました。さて、最後に紹介するのはスタンダードでも大いに活躍したこの3枚です。

どんなポケモンにも進化できる!メタモン◇(SM7a)

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 1進化ポケモンであればどんなポケモンにでも進化できるという優秀なカード。スタンダードで華々しい活躍を飾ったこのカードはエクストラでも強く、環境上位のデッキでいえば変わらずとりひきの強いゾロアークGX、強力な特性ロック手段を持つアローラベトベトンやダストダス、相手だけグッズロックという凶悪なもりののろいオーロットなど多岐にわたる。また、オロヨノミロカロスにおいてはヒンバスから進化するよりも進化前のHPが高くなるため、メタモンから進化することでミュウのサイコパワーを耐えられるという利点がある。

雷タイプ最強のエネ加速!カプ・コケコ◇(SM8a)

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 スタンダードでは長らくピカゼクの展開を支えるなど説明不要の強さだったが、エクストラでも雷エネルギーを使う強力なデッキが環境に存在するため、活躍の場は多い。エクストラでのピカゼクはストロングエネルギーの存在から弱点の闘タイプが多く存在していることからやや厳しいが、何もないところからでも手貼り+せんじんのまい+エネルギーつけかえ+ピーピーマックス2回当たり+サンダーマウンテンと1ターンで6エネ分揃えられる可能性があるなど爆発力は十分。エクストラでは主にダブルドラゴンエネルギーの存在により大きく強化されたレシゼクをサポートするカードとして活躍している。
 意外なところでは海外発のデッキになるが、海外の大型大会で上位入賞を果たしたホミカ型のガブギラにおいても、せんじんのまいによる展開の補助役としてコケコ◇と雷エネが投入されている。

その攻撃力は青天井!シェイミ◇(SM8b)

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 他と比べると非力な才能であるが、打点の乏しいモクナシラフレシアにおいては優秀なフィニッシャーとなる強力なスペックを持つ。モクナシの強力な点はスーパーグロウで優秀な2進化ポケモンを状況に応じて展開することができる点で、イライラかふんのラフレシアでグッズロックを決めたり、にがにがかふんのラフレシアで種ポケモンのワザを封じたりなど状況に応じて多様な戦術が取れる。ネックであったモクナシのエネの重さはゴリランダーの特性で解決することができ、6エネトロピカルアワーで相手の場のエネルギーを一掃することを狙うこともできる。そのモクナシの打点不足をカバーしているのがシェイミで、フラワーストームは場のポケモンについている基本エネの数だけ無制限に火力が上がっていくので、モクナシが何体も育った後でも加速したエネが無駄にならずに打点に変換することができるようになる。その火力は凄まじく、草エネ7個で210とトロピカルアワーの打点を上回り、草エネ9個で270ダメージと大抵のTAGは一撃できる火力になる。モクナシが見えたらデッキに採用されている可能性を考えうる1枚である。


 とりあえずこんなもんですかねー。
 本当ならこの後に7000字ぐらい続きあったんですがnoteが更新するときに下書きを加筆した状態ではなく加筆した部分を無くした状態で再開したので本当にキレました。シェイミのところぐらいまでが下書き保存のボタン押してたのでそこまで残ってたってわけです。何のための自動保存機能だよクソ野郎!苦労して2時間くらい書いた文章がパーじゃねえか!

 というわけで今日はここまでー。映像研のドラマでも見てねます。



正直この欄の使い方がよくわかってない