エンゼルバンク✕学校教育 〜大切なのはものは変わらない〜
教育を本気で語る会、新しいもの大好きなカズです!
今回はマンガを読んでいて気付いた「農業と学校の共通問題」をピックアップします。
新しいマンガではありませんが、
マンガを軸にした新しい学びという視点でまとめてみます。
今回は「エンゼルバンク」で農業を取り上げた10巻です!
1 無駄を無駄と認められない
無駄の選別は学校の苦手分野だと思います。
無駄の積み重ねが非常に多く、
本当に必要なものを見失っています。
例えば連絡事項だけの会議。
既に決定している内容を報告したり、
加筆訂正を連絡するだけの会議ほど、
無駄なものはありません。
9割以上の参加者はひと言も発言せずに会議が終わります。
だったら既定事項を共有ファイルやプリント等で連絡するだけで十分です。
会議の本質は参加することではないはずです。
このような無駄を減らすにはどうしたらいいか。
管理職と一緒に考え続けていきたいです。
2 自由が減ると不祥事が増える
無駄なことはたくさん残っているのに、
ないと不便になるものはどんどん制限をかけられていきます。
校内パソコンでは動画や生成AIが使えない。
校外での会議や研修に参加するには、
承諾書を作らなければならない。
交通費は全額支給されない。
大会参加費の振込手数料は顧問が負担しなければならない。
残業時間を減らすためにタイムカードを打ってから残業しないといけない。
理不尽な勤務条件はたくさんあります。
通り一辺倒にあれダメこれダメと言われることがとても多いです。
かつて、これらに関する不祥事があったから制限がかかっているという理由は分かります。
しかし、制限をかけることが再発防止につながるとは到底思えません。
ストレスが増えて、やる気がなくなって、
教員が不足して、業務が増えて…。
負のスパイラルに陥っているのになぜ抗わないのか。
自分が管理職になるしか手段がないのかもしれません。
3 人のせいにする教育
うまくいかないことを他人のせいにする文化は、
学校にも潜在しています。
担任との相性、教科担当の教え方、
保護者がモンペ、生徒がわがまま。
教師も生徒も自分で何とかしようと思う場面がとても少ないです。
保護者が教師を攻撃する場面や、
教師が職員室で生徒の文句を言う場面は、
とても心が痛みます。
誰かを変える前に、自分が変わるべきです。
みんなの居心地が悪いなら、
教育にも農業にも未来はありません。
4 古い文化を正当化しない
農家は作物を作る時に丹精を込めようとする。その丹精や真心が足枷になっている。
学校にも謎の文化がたくさん残っています。
騎馬戦、合唱コン、頭髪服装検査。
心を1つにするという謎の目標に向かって、
全員が納得できるわけがありません。
昔はこうだったんだとか、謎の言い訳をもうやめてほしい。
根拠のない学校文化に、子どもも大人も苦しめられています。
人の心を育てるなんておこがましいことはやめたいです。
誰かを苦しめるような教育システムは早くなくしたい。
農業者を苦しめるような精神論を変えていくことと同じ問題です。
何気なく手にとったマンガを読み返すだけで、
これだけの共通点に気づけました。
読む人の年齢や環境が変わると、
新しい発見がたくさんあります。
子どもと一緒にカズも自分で色々と見つけていきます!
自分で考えていける文化をたくさん作っていくことこそが、
VUCAの時代に求められるスキルです!
納得のいかないことに耐えることが美徳だなんて、
もう二度と思わないようにします!
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