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経済も、気候危機対策も。

久しぶりの投稿となってしまいました。

先月は福岡市長選挙が行われました。
私は8月から「福岡市から政治をかえる会」に参加し、新人の田中しんすけ候補を応援しましたが、現職の髙島宗一郎市長が4期目を果たす結果となりました。ただ、政策的な面について言えば、髙島市政の負の側面や課題についてある程度はアピールできたかと思います。
髙島市政4期目にあたって、市民のさまざまな声に耳を傾けながら市政運営をしていただきたいと思います。そのためにも、さまざまな市民の声を反映できる議会にしていく必要があります。

我慢を強いる節電要請ではなく、我慢しなくていい省エネを促すべき!

ところで、今日から来年3月まで節電要請が行われます。一方で政府はエネルギー価格の高騰や安定供給への不安を口実に「原発回帰」の方針に舵を切ろうとしています。気候危機対策としてまずやるべきことは「省エネ」ですが、我慢を強いる節電/省エネであってはいけません。

現在、福岡市は「ECOチャレンジ応援事業」という形でエアコン・冷蔵庫・テレビの買い替えを進めていますが、なかなか進んでいないのが現状です。頭で分かってはいるけど・・・という方も多いはずです。

福岡市の昨年度の決算によると、不用額(予算計上していたものの執行されなかった予算額)が289億円もありました。一般会計約1兆円の約3%です。

予算を余らせたという意味では「ムダ遣いをしていない」という見方もできるかもしれませんが、喫緊の課題である気候危機対策を市民の皆さんに理解してもらいながら進めていくためにも、思い切ってこの予算を使って、照明器具のLEDへの買い替えを市が「全額補助」してはどうでしょうか? 本当はエアコンや冷蔵庫の買い替えのほうが省エネ効果は高いのですが、予算的にはまずLEDからだと考えています。しかし「全世帯(所得制限なし)」「全額」とすることで、政策にインパクトを持たせることができます。また、買い替えによって電気代が安くなり、家計にもお得になりますし、大型公共事業とは違い、地元の小さな家電屋さんを使う仕組みをつくることで地域にお金が回り、市税収アップにもつながります。一つの政策で、一石四鳥の効果があると思います。

福岡市は国よりも10年早い「2040年ゼロカーボン」をめざしています。国と同じ政策スピードではダメなんです。また、炭素予算という考え方からいくと、少しでも早くゼロにする必要があり、特に2030年までにどれだけ削減できるかが重要だと言われています。福岡市は今年の夏に「温暖化対策実行計画」を改定しましたが、スピード感ある計画になっているとは言えません。

経済、気候危機対策も、そして貧困対策も。

この3年間、コロナで私たちの暮らしや経済は、大きく様変わりしました。欧米では、コロナで疲弊した経済を立て直すと同時に、気候危機対策も同時に行う「グリーンニューディール(グリーンリカバリー)」という政策を取ってきました。

コロナでより苦しんだのは、いわゆる社会的弱者と言われる、女性や子ども、高齢者などの方たちでした。気候危機でより影響を受けるのも同じような方々だと言われており、私、ほんかわ知明は格差是正・貧困対策の視点も踏まえた政策を提案してまいります。

今日から配布中の第3弾のチラシ(裏面)です。

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