ギリギリできること
社会人1年目の時のこと。
担当が一気に増えて、嬉しさと同時に大変さを感じていた。
そんな時にかわいがってくれていたお客さんから、
「担当増えたんだってね〜、いいねいいねー!」
と言われた。
お礼を返すと、
「仕事は筋トレと同じでさ、ラクラクあげれるバーベルを何回あげても筋肉はつかないんだよ。自分が持ち上げられるかどうかのギリギリの重さを持ち上げるから筋肉がつくんだから、仕事も頑張って頑張ってギリギリやり切れるくらいの仕事をやってた方がいいよ。だから、仕事は自分から取りに行かないとダメだよ〜」
と言われた。
もうだいぶ前のことになるが、昨日のことのように思い出す。
言われた場所、状況、天気、その時の気持ち、全部昨日のことのように思い出せる。
そのくらい、自分にとっては大切にしている考え方で、よく立ち返る考え方だ。
仕事だけではなく、育児についても同じように思う。
子どもは大人が思っている以上に可能性の塊で、信じられないようなスピードで成長していく。
だからこそ、こちらの思い込みでセーブするのではなく、色々とこちら側も試行錯誤して、本人にとってギリギリできるくらいのことをさせてあげるのが良いのではないかと思う。
それを繰り返すと、本人にとって簡単になったことと出くわした時に、自信と喜びを感じてくれる。
最近の自分を振り返って、思い出そうと思ったことを書いてみました。
村田善昭
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