【漫才】どうやら陰謀が隠されている

A どうもー〇〇でーす！よろしくお願いしまーす！

B よろしくお願いします。

A ねぇ、やっていきますよ今日も。

B いやちょっと。

A ん？なに？

B 大変ですよ。

A どうしたの。

B いや、...マジでやばいよ！

A あぁうん、何があった？

B マジでやばいんだよ！コレはやばい！！

A いややばいは聞いたよ。何がやばいの？

B あー...。こりゃ大変なことになるぞ。

A だからなんだよ！！うぜえなぁ！！内容を言えよ！！

B 怒るなよ。

A 怒るだろそんな態度取られたら！思わせぶりなことだけグダグダ言いやがって！

B そんなに怒ってるってことは...。

A え？なに？

B あー！やっぱりだ！これはやばいぞ！

A だからなんだよ！！

B 怪しい！そんなに怒ってるってことはやっぱりなんだ！

A 今何が起きてるか全然分かんねーよ！俺が何？

B やっぱりやっぱり。確信に変わりました。そうですよね皆さん。

A 投げかけるなよ！

B お客さん、皆さんも気付きましたよね！？

A だから何にだよ！お客さんに振るな！！

B アレ？よく見たら今日のお客さん、べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばして...。

A どのタイミングでやってんだよ！！冒頭にやるやつだよそれ！！

B いいだろ今やったって。今気づいたんだから。

A ダメに決まってんだろ！えぇ！？

B ダメに決まってる...？っていうことは...。

A なんだよ。

B あぁー！やっぱりな！やばいって！やばいよコレは！！

A だからなんなんだよさっきから！！さっきのくだり！！さっきのくだりをまたやるな！！

B いや本当に。俺ちょっとある話を聞いちゃったんだよね。

A はぁ？何を聞いたんだよ。

B まぁ、ある陰謀論なんだけど。

A あぁ、陰謀論って、アポロ11号は月に行ってないとかそういうやつね。

B そうそう。

A まあでもあんなの大体でっち上げでしょ。

B 俺も最初はそう思ってたんだけど、今日お前と漫才して疑念が確信に変わったんだわ。

A え、なんですか？

B もうこれは確実にやばいことになる。

A え、俺に関係することってこと？

B いや、もうお前そのものよ。

A え、俺そのものが陰謀！？どういうこと！？俺はいないの！？

B いや、お前は、いる。

A いるよな？いるよな？俺は架空の存在じゃないよな？NASAが作ったセットじゃないよね？

B そんなことは一言も言ってない。

A いやでも怖いよ急に。なになになに？何が陰謀論なのよ。

B すっとぼけるのもいい加減にしてくださいよ。

A いやとぼけてないわ。何も心当たりがない。

B この漫才。

A おぅ。

B これ実は未来を予言してるんですよ！！

A えぇー！！

B …

A えぇ...。で？

B 終わりですけど。

A 終わりですけど！？いやいや待って待って、なに...どこが予言なのよ？

B いや、分からない？

A いやもうヒントが無さすぎるわ！っていうか何も中身がないからねこの漫才！予言もクソもないだろこれ！

B あぁ、じゃあ良いですよ。

A え、やな予感。

B その時が来たら、皆さん分かりますから。

A …

B では。

A オイやっぱり！！何もねぇんじゃねえか！今時こんな伏線の貼り方して何も回収しなかったらお客さんにマジ切れされるから！オイ！オーイ！どこ行くんだよ！...、あ帰ってきた。なんだよ。

B さっき一つ飛ばしちゃったお客さんごめんなさい。

A そこの回収はいいよ！でも良い奴ーー！！ありがとうございましたー。