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本日退院です!乳がん手術後に待っているものとは・・・

12月16日の右乳房全摘手術から12日、今日退院することになりました。退院は嬉しいけど不安もいっぱい。これからどうすべきか考えています。

痛みとの戦い

 私の術部は右胸ですが、一番痛いのは右脇周辺です。右脇そのものはしびれ半分、痛み半分といったなんとも言えない感じ。そして右腕はピリピリした痛み、右腕下は重い痛みが。これはもう仕方ないのかな。「脇はリンパ節をちょっといじってるからねー」と担当医。手術時にリンパ節に転移がないか調べるセンチネル生検をしたので、そのことを言っているのでしょう。

 元乳房があった場所は、時折チクゥと針を刺すような痛みがあるけど、本当に時折。だから気にならない。それよりずっと貼ってあるテープのところが猛烈に痒い!傷口をカバーするためなのでかなり大きなテープなんだが痒くて痒くて。看護師さんに訴えたら、「保湿剤出すからそれを塗って、それでも痒かったら外来で先生に言ってね」となった。

 痛みとかしびれとかは、日を追うごとに収まっていくそうなのであまり気にしていない。本当に痛い時は我慢しないで痛み止めを飲む。そう決めました。

リンパ浮腫の予防

 乳がんの手術後はリンパ浮腫のリスクがあるって、今回初めて知りました。手術の翌日に看護師さんからリンパ浮腫に関する説明書を渡されて、よく読んでおくように言われたんだけど。

 私は転移がなかったのでリンパ節郭清(取っちゃうこと)はしなかったけど、それでもリンパ浮腫になる可能性がゼロではないらしい。リンパ浮腫は手術によってリンパの流れが悪くなり患部側の上肢(私の場合は右腕)に浮腫ができることで、これになると細菌感染を起こしやすいとかでなんか怖くなってきた。

 激しい運動はしない、日焼けや虫刺され、火傷に注意する。とにかく腕は怪我をしないように。洗い物は手袋をして・・・など書いているけど、これはリンパ浮腫になった時の感染症予防なのだから、あまり気にせず「とにかく無理しない」程度に考えておきます。

抗がん剤治療

 今のところどこにも転移は見つかっていないが、なにしろ私のがんは担当医のいう「たちの悪いがん」なので、再発防止に抗がん剤治療はやらないといけないらしい。がんで亡くなった私の両親も抗がん剤治療受けてました。その経緯をずっと見てきたので、私はやりたくないんだけどなぁ。お金もかかるし。

 でもネットでいろいろ調べると乳がんと抗がん剤治療は相性が良くて、その効果も他のがんより比較的高いらしい。担当医が勧めるものに「NO!」と言える度胸もないからきっと受け入れることになるでしょう。

 抗がん剤治療って大変ですよね。疲れるし、髪の毛抜けるし。まぁ髪の毛については、私自身数年前に強いストレスで丸ハゲ寸前になったことがあるので怖くないです。その時はネットで購入した部分ウイッグをフルウイッグにシフトするという技を使い、旦那や息子にもバレなかった経験があるので。しかもネットで買えば人毛100%のウイッグも10,000円くらいだし。

 両親の頃と違って、今の抗がん剤治療は通院で、しかも3週間に1回とかの頻度なので精神的肉体的負担はずっと軽くなった。今日退院したら、次回の再診予約は1月4日。そこでまた抗がん剤治療に関する具体的な話が行われると思います。

 さっき看護師さんに確認したら、無理しない程度なら日常生活は送れるようなので安心しました。でも、コロナは怖いですね。抗がん剤治療が始まったら免疫力も下がるので余計に怖い。一刻も早い収束を心から願うばかりです。

最後に・・・お金のこと

 会計精算をして領収書を見せないと退院できないのがこの病院のシステムです(それでも勝手にバックれる患者はいるそうだ)。今日は日曜日なので救急外来受付にて精算します。手術料も含めて保険診療費が83万円、でも限度額認定証があるので個人負担は3万5,000円。食費が7,600円で12日間の個室料金を加えるとほぼ10万円の請求額でした。保険会社に請求するための診断書作成の申し込みもしておきました。現金は持っていないので、クレカでの一括払いです。

 何度も言いますが、がん保険に入っていたので助かりました。我が家は経済的ゆとりがないので、がんと診断された場合(初回のみ)の給付金と手術給付金、入院給付金のみという最低限の補償がある保険にしか入っていませんでしたが、それでも今回の入院手術は金銭的にプラスになってもマイナスにはなりませんでした。これから抗がん剤治療などの通院にまだまだお金がかかりますが、なんとかやっていけそうです。


 


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