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乳がん宣告されるまで② がん?がんじゃない?どっちどっち?

右乳房全摘手術後7日目。傷口にある2本の管はまだ取れないけど、それ以外は元気。術後初めて、自分で髪を洗いました!

乳腺外来ってめちゃ混み!

 初めての乳腺外来は電話予約でOKでした。最初に乳腺外来専門のクリニックに問い合わせたら、そこはなんと11月まで予約でいっぱいだと断られてしまった。ダメ元で「市内でがん治療受けるならここ」と言われている総合病院に電話したらまさかの即OKで、こっちがビックリ。

 当日はまずマンモグラフィとエコー検査を受け、その結果を待って医師の診察になる流れ。マンモグラフィで挟まれて痛い右胸をエコーでさらにぐりぐり。どちらの検査技師も女性で、検査着に着替える場所もプライバシーが守られていて安心できました。

 エコー検査が終わると隣の診察室にいた医師がいきなり登場。「陳さん、これねー、がんじゃなくて血が溜まってるみたいなのよね。だからちょっと抜いてみようね」と言い、エコー画面を見ながらしこりに駐車針を刺してほんとに血を抜いた。エコー画面に黒く映るしこりが小さくなっていく。そして診察室で、「やっぱり血が溜まっていたみたい。原因はわからないけど。取った血は検査に出すから、その結果を一週間後に聞きに来てね」で終わりました。

 一週間後の金曜日、ドキドキしながら乳腺外来を訪れると「結果はね、がんじゃないです。でもしこりはまだあるから、定期的にエコー検査しましょう。次の予約は来年の1月ね」と言われて一安心。

しこりが痛い!大きくなってる!

 前回の乳腺外来から1ヶ月くらい経って、またしこりが大きくなり、さらに痛みが強くなった。痛み止めを飲まないと我慢できなくなり乳腺外来へ。担当医に見せると、「これは切って中身を出したほうがいい。外来が終わったら処置室でするから、それまでに色々検査しといてね」と言われました。血液検査、CT、エコーをして、処置室へ。そこで局所麻酔を打ち、しこりのある部分を小さく切開して中の血を押し出したのだけれど、目隠しというか穴の開いたシーツみたいなのを顔からお腹までかけられているので自分じゃ見えない。

 「先生どうです?」「うーんとね、すっごく我慢したんだなーって感じだよね」とまぁ実に噛み合わない会話を交わしたことを覚えてます。

 それから3日間、毎日通院して傷口の消毒を行い、その2日後に「今度は血液じゃなくて組織を検査したい」と言われ、また処置室へ。再び局所麻酔をして太めの針をしこりに入れ「バチン、バチン、バチン」と3回大きな音がして組織を採取。担当医は「感触は柔らかいからがんじゃないと思うんだけどねー」と言っていたので、少し安心してしまいました。

 ここからはお金の話。初回は6,000円超え、次は結果報告だけなので300円ほど、3度目は処置もしたので10,000円超え、最後の生体検査でまた6,000円超えと、検査をするたびに結構な金額がかかります。その他に抗生物質や痛み止めなどの処方薬もあるので、胸よりもその出費のほうが痛かったです。

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