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店仕舞いされることのなかった騒々しさ 当時と同じ、目を伏せて池袋を振り切っても 鼻腔に届く光にもう無邪気さは感じない 15年前の関係性のままのスタバと無印 キルギスの1500年に値する勲章 雑司が谷の胸のざわつきは皺を増やして 勢いを減らしていない古本屋に戸惑う 時間は北と南、どちらへ走っているのか 学習院下を踏切がおりたうちにすれ違う 若い外国の男の子がぶら下げているのは炊飯器 待っている間横に並ぶ彼女に見えたおばさんは他人 神田川の黒い艶が昔の親友のように現れて あ