WCSC29 2次予選 自戦記その3

4回戦 elmo

言わずと知れた前々回(WCSC27)の覇者ですね。また対振り飛車での独特の囲い「elmo囲い」は有名で、棋書も出ているようです。

前回(WCSC28)、elmoは200手目が指せずに反則負けになるバグを抱えていて、2次予選で当たったときはそれで勝ちました。なお将棋の内容的には負けでした。

こちらの後手で、四間飛車。実は2次予選の2-4回戦は3回連続で後手の四間飛車でした。こちらは22手目の82玉まで定跡の手で、準備段階では悪くないと思っている形になったようです。そしてelmoはelmo囲いに組まず。

飛車交換をして、後手は飛車を金銀に換えて一瞬だけ駒得になるも、先手が2枚の竜を作りつつ桂香を拾われているあたりで誤算があったようです。

手数だけは200手を超えるも、ずっとジリ貧のままリードを広げられ、完敗でした。

棋譜はこちらです。

これで4回戦で3敗目を喫しました。決勝リーグを目指すならばもう1敗もできません。この3敗の相手は順に決勝リーグで1位3位4位という成績でした。上を目指すならそんな相手にも互角以上に戦えないとダメですね。

5戦目 たこっと

前々回、前回に続き今回も当たることに。

HoneyWaffleは先手で初手78飛の三間飛車の出だしでした。11手目38玉までは定跡手順でした。実はこの将棋は三間飛車の研究家の方が記事を書いてくださっているので紹介します。

現場でたこっとさんの画面を確認したところ、たこっとさんはGCP(Google Cloud Platform)を使用していて、コア数等こちらより性能は高そうなのに、NPSの数字がこちらよりも低い値になっていて、どうも性能を生かし切れてないように見えました。また評価値も徐々によくなる展開だったので、楽観的に見ていました。

棋譜はこちらです。

あっさり目ですが早めにふりかえりは終わらせたいと思っています。

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