WCSOC2020 2日目 8回戦 vs Sylwi自戦記

HoneyWaffleはここまで4勝3敗。最終8回戦の相手は Sylwi でした。

対戦相手:Sylwi

同じくここまで4勝3敗。私はシルウィさんと呼んでましたが、開発者のMizerさんがやっていたYouTubeライブ配信では、Hey Siriと誤認識されることがあったそうです。今大会が初出場で1日目は2位の好成績でした。

立石流?

棋譜はこのツイートのリンクから確認できます。

76歩34歩16歩に32金としてきたので66歩と角道をそっ閉じするのはこの時点で振り飛車がよし(まだ振ってないけど)と言いたいですが、32金でも振り飛車にする罪の方が重いというのが最新の評価関数の言い分です。42金と手損してから32玉すればいいというのですが、そんなことありますかね?と思います。

四間飛車から65と75の両方の位を取るのは立石流と呼ばれるそうですが、この形も振り飛車で勝った棋譜を定跡に採用したら入っていました。この形にすると居飛車の銀桂が出てきにくいですから、簡単に出てこられるよりはいいということなのかと思います。

この囲いは…?

その分、振り飛車は玉の囲いが間に合っていないからか、48金38玉の形になりましたが、これは最近うわさの、「美濃囲いから王様を一路ずらしてみたら、ビックリするほど勝てる陣形ができた」ですかー?消費時間を見るとこの19手目48金までは定跡に入っていました。

ただ、どういうわけか48金と上がったのを49金と戻して、普通の美濃囲いとして作り直しているのが謎ですね。居飛車側も前述のとおり、42金32玉31銀の形で、そこからは発展しにくいからこちらは囲いに手をかけてもいいよということなんでしょうか。

お互いに竜を作り合って数手で、もう千日手ルートに入ってしまいました。これが3日間の大会であれば、3日目の決勝リーグ進出をかけて千日手の評価値を事前に変更するのでしょうが、そういうこともないため打開は難しそうです。(たぶん竜を作り合う前くらいから手を変えないと無理?)

101手目で千日手が成立し、引き分けになりました。この将棋、水匠2で棋譜解析をしたら、評価値が3桁になることがないくらいずっと互角でした。

4勝3敗1分けで、ソルコフの関係で11位になりました。これで自戦記は終わりで、あとは準備してきた内容のまとめと定跡ファイルの公開、今後の取り組みについての記事を書くつもりです。

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