WCSOC2020を終えて
WCSOC2020(世界コンピュータ将棋オンライン大会)が終わりました。
HoneyWaffleは1日目はシードで2日目からの登場で、4勝3敗1分で11位となりました。
優勝の水匠さん、おめでとうございます。早くも、今大会のバージョンも公開されています。
他チームでもすでに公開されているのを見かけましたので、気になる方はTwitterをチェックしてみてください。リンクは更新されることもあると思うので、ここには貼りません。(おそらく、コンピュータ将棋関係のブログとかで誰かがまとめてくれると思いますが…。)
HoneyWaffleの対戦相手と内容のまとめは以下となります。
よかったのは、先手後手ともにいろいろな振り飛車を指せたのと、順位は前回選手権で2次予選の12位から1つ上がったこと、振り飛車で3勝3敗1分けと、少なくとも負け越してないことです。特に、定跡は振る筋を固定せずに可能な限り分散させていたので、まんべんなく指せたのがよかったです。まあ逆に言えばこれがエースだという筋も特にないということでもあり、そのあたりもおいおい書きます。
悪かったのは、実際のところ振り飛車では11位よりも上の相手に勝っていない点でしょうか。当たった相手ではHefeweizen-2020(2位)とQhapaq from Neo-Saitama(4位)です。振り飛車定跡で、一時的にではあるにしろ相手の評価値をダウンさせることはできても、そこから勝ち切るのは評価関数、探索ともに上積みがないと厳しいということだと思います。また1局だけ雁木を指してますが、これは自戦記で検証します。
オンライン大会ということで、対局中でもオンライン会議やYouTubeライブやTwitterを見たりすることが多く、意外なほどに自身の将棋を見ていないので、これから1局ごとに振り返って、自戦記や、開発の内部事情といったものを書いていきたいと思います。定跡は公開するつもりですが、それらが終わってからになります。(変なところがあったら直したいので。とは言え、水匠2をはじめ、現時点での最強の組み合わせが決まるくらいには出したいです。)
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