WCSOC2020 2日目 7回戦 vs スーパーうさぴょん2X自戦記
HoneyWaffleはここまで3勝3敗。7回戦の相手は スーパーうさぴょん2X でした。
対戦相手:スーパーうさぴょん2X
同じくここまで3勝3敗。うさぴょんのバージョン表記はストIIと同じだったと思います。AMD製CPUで1位になるのが目標と書いてありますが、比較的ハードウェアのトラブルが多い印象があります。あとチーム名が「うさぴょんの育ての親」という名前で、これが結果発表の時とかにアナウンスされると会場で笑いが起こるので、チーム名の中では一番好きです。
最終戦勝ち。2日目は4勝4敗で終わりました。
— Yasuhiro Ike (@YasuhiroIke) May 4, 2020
実は昨日からマシンの調子が悪くて、Ryzen 2700Xの8コア16スレッドの内、9スレッド以上使うと熱で止まるっぽいので、npsは普段より低めです…。#世界コンピュータ将棋オンライン大会 #wcsoc2020 #wcsoc
初手78飛
棋譜はこのツイートのリンクから確認できます。
HoneyWaffleの7回戦の相手はスーパーうさぴょん2Xさん。先手三間飛車です。https://t.co/eJXIhX5psR#wcsoc2020 #wcsoc
— 渡辺光彦 Honey🍯Waffle (@shiroi_gohanP) May 4, 2020
初手78飛から、19手目の58金左までが定跡だったようです。ここまで先手番のうち、初手66歩から振れず、初手56歩は指したので残りは三間飛車か四間飛車を出したかったので、安定感のある初手78飛固定にしました。
COM将的視点では初手78飛は確実に飛車を振れるという点でとても優秀ですが、変な手を指されると戻すリスクも高い諸刃の剣的なところはあります
— 渡辺光彦 Honey🍯Waffle (@shiroi_gohanP) May 4, 2020
19手目あたりまでは比較的よくある形だと思いますが、うさぴょんは持久戦にせずに6筋7筋から攻めてきました。コンピュータ将棋でこの大会のように持ち時間が長いと、持久戦になることが多い印象で、たぬきさんのYouTubeライブ配信でもすこししゃべりましたが、急戦はかなり少ない印象です。おそらくは、囲っておけば居飛車十分という判断なのかと思います。なのでelmo囲いもまずお目にかかることがないです。
居飛車が攻めの銀を繰り替えている間に、振り飛車は玉頭に銀と桂が進出していって(60手目あたり)、居飛車の攻めの銀が5段目に出てこられたりしていますが、振り飛車がよくなっているようです。このあたりで持ち時間は5分ほど差があり、対戦当時は知りませんでしたがマシンが全力を出せていなかったのが響いていたのだと思います。
振り飛車は囲いが完全になくなるも、駒得を活かし、155手でHoneyWaffleの勝ちになりました。これで4勝3敗となり最終8回戦を迎えます。
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